...亭主もし二の足ふまば我が職掌をいうべきなれど...
泉鏡花 「活人形」
...あっと二の足を踏みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...前後の駕籠屋が二の足を踏みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日は二の足を踏む者が多いのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初は二の足を踏みましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初は二の足を踏みましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二の足も三の足も踏(ふ)むのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それもどう有らうかと母などは頻(しきり)にいやがるので我も二の足を蹈(ふ)んでゐる...
樋口一葉 「うつせみ」
...二の足を踏まないはずだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...栄二の足はまだそこまであるく力はない...
山本周五郎 「さぶ」
...それに気づけば千鶴子とて気づかない前より二の足を踏み考えるにちがいなかった...
横光利一 「旅愁」
...二の足をふまざるを得なかった...
吉川英治 「脚」
...常の貴公らしくもない二の足ではないか...
吉川英治 「三国志」
...二の足を踏んでしまい...
吉川英治 「三国志」
...どうします?二の足をふむ右馬介のたじろぎも...
吉川英治 「私本太平記」
...さすがの小文治(こぶんじ)も二の足をふんだが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...二の足をふんでしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...針差しとか料理の栞(しおり)とかいうようなものに返送料までつけてやることは二の足をふむのである...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索