...余り諄(くど)く訊かれるので何がなしに二の足を踏みたくなつた...
石川啄木 「赤痢」
...しっかり立てと言うんだ」千二の足は...
海野十三 「火星兵団」
...×国艦隊が太平洋で無二の足場とたのむ島...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...恐ろしさにいくらか二の足をふんではいたが...
海野十三 「超人間X号」
...二の足を踏んでいるときではなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ちょっと二の足を踏みますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...二の足を踏んでいるようでもあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうち折を見て御案内しましょう」「今晩は?」「昨夜の今日では」お秋の方が反(かえ)って二の足を踏むのは...
野村胡堂 「十字架観音」
...平次もさすがに二の足を踏みました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二の足を踏みました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...二の足を踏まないはずだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...辞安開板せよとすゝめ候へども二の足をふみゐ申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刊行せしめむとして「二の足をふみゐ申候」と云ふ詩集は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...すばやくとんだ栄二の足に眼をみはったとたん...
山本周五郎 「さぶ」
...それに気づけば千鶴子とて気づかない前より二の足を踏み考えるにちがいなかった...
横光利一 「旅愁」
...邪心があれば二の足を踏んで来ないだろう」なお...
吉川英治 「三国志」
...そいつはちと」「二の足か」「滅茶ですよ...
吉川英治 「私本太平記」
...さすがの小文治(こぶんじ)も二の足をふんだが...
吉川英治 「神州天馬侠」
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