...縦令(たとい)舞台へ出る役割を振られてもいよいよとなったら二の足を踏むだろうし...
内田魯庵 「二葉亭追録」
...私は二の足を踏まざるを得なかった...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...二の足を踏んでいるときではなかった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...集まって来た人が門の前で二の足を踏みました...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうち折を見て御案内しましょう」「今晩は?」「昨夜の今日では」お秋の方が反(かえ)って二の足を踏むのは...
野村胡堂 「十字架観音」
...すぐつかまってしまいましょう」番頭は助けられながら二の足をふむのを...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...二の足も三の足も踏むのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二の足を踏んだに違ひない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...辞安開板せよとすゝめ候へども二の足をふみゐ申候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...刊行せしめむとして「二の足をふみゐ申候」と云ふ詩集は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...さすがの彼もまた少し二の足をふむ...
吉川英治 「江戸三国志」
...新助は二の足をふんでいました...
吉川英治 「江戸三国志」
...却(かえ)って二の足をふんだ...
吉川英治 「三国志」
...どうします?二の足をふむ右馬介のたじろぎも...
吉川英治 「私本太平記」
...二の足がふまれてしまう...
吉川英治 「私本太平記」
...菊池党以上の勲功を一挙に揚げようという二の足掛けていたものであったらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...真面目に二の足をふんでためらっている様子を...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分がそう二の足をふむかといえば...
吉川英治 「随筆 新平家」
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