...或は二の橋から亀沢町に至る二つ目通り位なものだったであろう...
芥川龍之介 「本所両国」
...二つ目玉のようなヘッドライトを消したのです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...二階の階段を昇り切った所から二つ目の右側の部屋に待って居る...
谷崎潤一郎 「少年」
...横柄な面をして出て来た二つ目の噺家に手伝つて貰つて二番目の太鼓を入れます...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...しばらくすると歌舞伎座の二階棧敷(さじき)の二つ目に納まっていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...二つ目寄りに繋(つな)いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二つ目の橋の側、相生町の五丁目を裏通りへ入ったところで、路地を距てて左手は、小身の御家人の屋敷が、目白押しに建て込んでおります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの梯子段の上から二つ目には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前述の議論に対する二つ目の答えは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二つ目は、経験から区別された理性は、原因や産出的性質が、存在の全ての始原に絶対的に必要だと推断させることは決してできないという原理...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そうした二つ目としての生活条件だけでもいい加減苦しいところへ...
正岡容 「小説 圓朝」
...いつか二つ目になったとき師匠に連れられてお詣りにいったことのある苔むした初代三遊亭圓生の墓石がまざまざといま見えてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...左から二つ目の船のかげの橋ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その四十八抽斎が本所二つ目の津軽家上屋敷から...
森鴎外 「渋江抽斎」
...本所二つ目の鉄物問屋(かなものどいや)平野屋の女(むすめ)柳を娶(めと)って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あたし本所の二つ目で生れたから知ってるけど...
山本周五郎 「風流太平記」
...二つ目橋の上にかかると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...二つ目の本箱を開けた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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