...二つ目へ出かけたものが...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ギラギラひかる二つ目玉の怪魚と...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...いつも鴻池の埃臭い土蔵から一つ二つ目星(めぼし)い骨董物(こつとうもの)を持参する事を忘れなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...これから二つ目の横町を右へお曲がりになる所の角へお持ちになりますと...
オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 森鴎外訳 「襟」
...二つ目の石を兵馬が振り上げた時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...「二つ目の段です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの梯子段の上から二つ目には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...という二つ目の仮説が残る...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二つ目の省察は、心が判断できる大きさの複数の蓋然的知識と、それらの二者間に観察できる微小な差異とに基づく...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二つ目は、経験から区別された理性は、原因や産出的性質が、存在の全ての始原に絶対的に必要だと推断させることは決してできないという原理...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...二つ目は昔二人で可能性を語り合ったので見せたのです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...いきなり二つ目から真打へ...
正岡容 「小説 圓朝」
...従ってその時分あたら前途ある芸人で二つ目の苦労に耐えかねて江戸を売り...
正岡容 「小説 圓朝」
...いつか二つ目になったとき師匠に連れられてお詣りにいったことのある苔むした初代三遊亭圓生の墓石がまざまざといま見えてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...そのために今度は二つ目でなく...
正岡容 「初看板」
...いちばん年寄の万年二つ目の麦松だった...
正岡容 「寄席」
...本所二つ目の弘前藩邸が廃せられたために...
森鴎外 「渋江抽斎」
...二つ目の峠――という程でもなかったが――を登り切ると...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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