...北の方の部分には管が一本あってその二つの口が図に見えている...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...殆ど身体が二つ入りそうな燕尾服を着...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...母親が寝ている枕もとからぼろけた財布をひっぱり出して五十銭玉を二つ畳の上へならべ...
犬田卯 「錦紗」
...空虚になった二つの椅子を指した...
海野十三 「恐しき通夜」
...二つの青くひかる目がジリジリと...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...二つに一つ、どちらにしても、そんはしないという、じつにうまい考えですよ...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...それ自身二つの矛盾を含んでいる...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...力任せに二つ三つ殴られた...
豊島与志雄 「黒点」
...かくて大小二つの黒法師は...
中里介山 「大菩薩峠」
...父は主人役で「娘」と「男」を端役(はやく)だと云う訳か二つ引き受けた...
夏目漱石 「行人」
...彼の眉目(びもく)がわが親愛なる好男子水島寒月君に瓜(うり)二つであると云う事実である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...既に解明した二つの原理を比較してみれば...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...次の二つの場合しかあり得ない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...真二つにする覚悟があって抜いたわけではない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ロックにもつものとの二つの方向が存在する...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...銅貨(どうか)を二つ三つそんしました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...急いで本箱二つ程の蔵書といっしょに井上の家に預けて...
柳田国男 「故郷七十年」
...アダム・スミスは曰く、『下級労働者階級の労賃は、どこにおいても必然的に、二つの異る事情、すなわち労働に対する需要及び食料品の通常価格または平均価格によって左右されるということを、私は第一篇において説明せんと努めた...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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