例文・使い方一覧でみる「二」の意味

...町の侠客（きょうかく）連が二... 町の侠客連が二の読み方
岩野泡鳴「耽溺」

...十二時が八点鐘の時刻であり... 十二時が八点鐘の時刻でありの読み方
スティーブンソン　Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳「宝島」

...僕は二階にあがって... 僕は二階にあがっての読み方
太宰治「眉山」

...夜中の十二時になっても... 夜中の十二時になってもの読み方
田中英光「野狐」

...タイピストの一九二九年のレコードは一分に九十六語でこれはフランスの某タイプ嬢の所有となっている...
寺田寅彦「記録狂時代」

...何（なに）しろ大連で一と云って二と下らぬ会社なものですから... 何しろ大連で一と云って二と下らぬ会社なものですからの読み方
徳冨健次郎「みみずのたはこと」

...二人は、なおその寝顔をじっと見ていると、お君の額にありありと、苦痛の色が現われて、「あ！」「お君さん」お松がその背中へ手を当てると、「皆さん、ムクを大切（だいじ）にして下さい、お松様、あのことをお頼み致しますよ」「何をいっていらっしゃるの、お君さん、しっかりしなくてはいけません」「友さん……それでは、わたしを間の山へ連れて行って下さい……駒井の殿様へよろしく申し上げて、さあいっしょに帰りましょう……鳥は古巣へ帰れども、往きて還らぬ死出の旅……」この時、お君の面（おもて）からサッと人間の生色が流れ去って、蝋のような冷たいものが、そのあとを埋めてしまいました... 二人は、なおその寝顔をじっと見ていると、お君の額にありありと、苦痛の色が現われて、「あ！」「お君さん」お松がその背中へ手を当てると、「皆さん、ムクを大切にして下さい、お松様、あのことをお頼み致しますよ」「何をいっていらっしゃるの、お君さん、しっかりしなくてはいけません」「友さん……それでは、わたしを間の山へ連れて行って下さい……駒井の殿様へよろしく申し上げて、さあいっしょに帰りましょう……鳥は古巣へ帰れども、往きて還らぬ死出の旅……」この時、お君の面からサッと人間の生色が流れ去って、蝋のような冷たいものが、そのあとを埋めてしまいましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...二十年ぶりにアメリカを廻ってみて... 二十年ぶりにアメリカを廻ってみての読み方
中谷宇吉郎「アメリカ種の落語」

...結婚し二人の子の父となる現在に及んだ... 結婚し二人の子の父となる現在に及んだの読み方
南部修太郎「自分のこと」

...ヘエ――」「…………」「二十七でございます... ヘエ――」「…………」「二十七でございますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...一ポンド二十円というのは毛ならきまったねでしょう... 一ポンド二十円というのは毛ならきまったねでしょうの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...歳暮の句は弘化四年十二月晦日（みそか）の作... 歳暮の句は弘化四年十二月晦日の作の読み方
森鴎外「壽阿彌の手紙」

...一、明治二、三十年頃は生産量の絶頂を示しました... 一、明治二、三十年頃は生産量の絶頂を示しましたの読み方
柳宗悦「益子の絵土瓶」

...これで二週間目だ... これで二週間目だの読み方
横光利一「夜の靴」

...信玄は四十二である... 信玄は四十二であるの読み方
吉川英治「上杉謙信」

...二「いま羽柴殿から... 二「いま羽柴殿からの読み方
吉川英治「黒田如水」

...孔明はその二郡を攻めようとしているのだ... 孔明はその二郡を攻めようとしているのだの読み方
吉川英治「三国志」

...ドバルは二年前からある婦人と知り合いになり... ドバルは二年前からある婦人と知り合いになりの読み方
モーリス・ルプラン菊池寛訳「奇巌城」

「二」の読みかた