...女中(じょちゅう)を置いても事足ることではあるが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...よい水を貰うて戻る(倹約すれば一日バケツ一杯の水で事足るのだから幸である)...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「其中日記」
...一つあれば万事足る生活がよろしい...
種田山頭火 「其中日記」
...おちつけない若葉もやつと家が見えだした道でさかなのあたま・おもひではそれからそれへ蕗をむぎつつたどんも一つで事足るすべて五月五日けさも早起...
種田山頭火 「其中日記」
...△……足らで事足る生活……それが私の現在の...
種田山頭火 「其中日記」
...・雪ふれば雪を観てゐる私です・ひとりで事足るふきのとうをやく・孤独であることが...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...八十文にて事足るものまでも心を込め...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...森先生が『審美綱領』『審美新説』を熟読せば事足るべし...
永井荷風 「小説作法」
...十分(じゅうぶん)で事足るべきを...
夏目漱石 「草枕」
...砲手はこれだけで事足るのだが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...馬と驢で事足る上はとて...
南方熊楠 「十二支考」
...扨邪氣を除く爲め斧で柱を打ちつゝよし/\此内に住む人々は毎も温かで食事足るべしと唱へる」とある...
南方熊楠 「人柱の話」
...百人二百人の賓客(ひんかく)ありても千人二千人の立食を作るも皆(み)なここにて事足るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...後天にのみ注げる眼はダルヰンが論を守りても事足るべけれどそれにて造化は盡されず...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...活平等相などにてやゝ事足るべうおもはるゝに...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...老子の二書にて事足るなり...
森鴎外 「渋江抽斎」
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