...ただ弾圧だけすれば事足りると考え...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...此道に從ふことによつて吾人は千頁讀む處を百頁讀んで事足りる樣になる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...誠実は微量であっても事足りる...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それもよしとしよう! ところでその後がどうだと云ふのだ? 劇場は珈琲店と同じにしなくてはいけないとでもいふのだらうか? 俳優はボーイさんなのだらうか? 5.「學者には數言で事足りる」...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...教育はもっと少なくてたぶん事足りる(なぜならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...たしかにこれほどしげしげとしなくても事足りるであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それでも事足りる...
種田山頭火 「其中日記」
...それさへあれば事足りるのである...
田山録弥 「墓の上に墓」
...彼は平安快適な場所を指示するだけで事足りるであろう...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...大石君の忠告によれば下町に仮住居して成るべく電車に乗らずして日常の事足りるやうにしたまへとの事なり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...新市を含めて全部を潰すにも一五か一六個あれば事足りるのである...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...永(ママ)田氏を煩わし下されば事足りることとも存じ候...
野呂栄太郎 「岩波茂雄宛書簡」
...「あれ」と譯せば事足りるのに...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...しかしそれは私が昼間谷から自分で採ってきた僅かな焚木でも事足りる...
堀辰雄 「卜居」
...僕の世界はこの展望の一室だけで永久に事足りるであらう...
牧野信一 「風媒結婚」
...その卵子と合歓を遂げるにはタッタ一つの花粉管があれば事足りるのである...
牧野富太郎 「植物記」
...はじめはほんのちょっとの注意で事足りるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...助手で事足りるばあいは二日三日と休んだ...
山本周五郎 「はたし状」
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