...即ち東西両文明の争いが始まりかけたときです...
石原莞爾 「最終戦争論」
...文人としての今日の欲望は文人同志の本家争いや功名争いでなくて...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...かくて軍内部の派閥の争いは...
高見順 「いやな感じ」
...おせいと庄吉との暗黙の争いは次第に激しくなっていった...
豊島与志雄 「少年の死」
...彼はそれと争い、彼女を引き止め、何か花々しい外部的なことで彼女を心酔させようとした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どこにもお宗旨争いというものはあるものでしてね...
中里介山 「大菩薩峠」
...その上争いもしなかった...
夏目漱石 「門」
...外交史上にも席順の上下を争い席を蹴って退去した例もある...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...そして彼女がもっとも好んだものは弄花(ろうか)――四季の花合せの争いであった...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...俺はもはや綾子の沈黙の復讐に対しては沈黙の争いをつづけなければならないのだ...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...一面にその時代の巨頭間の勢力争いに足をひっかけられていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼と私の争いをしているのではないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...二月二十三日の祭が本当だといって争いをしていた...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そのような予想が互いにあればこそ争いのない旅の日といえばいえるのかもしれなかった...
横光利一 「旅愁」
...いま予と水火の争いをなす者は誰か」「曹操こそ最大の敵です」「その曹操を敵として戦うに...
吉川英治 「三国志」
...――そのため友軍二タ手が先を争い合って...
吉川英治 「私本太平記」
...この中で私業の争いを繰り返して来た群雄割拠はそれであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、争いの根は、簡単だ...
吉川英治 「平の将門」
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