...鳥が池から恐れて逃げて了う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...冬になると家に引き籠って了うが...
石川欣一 「山を思う」
...普通のものは手間賃の中に入れて了う...
高村光太郎 「回想録」
...寺の者が大概寝静まって了うとウヰスキーの角壜(かくびん)を呷(あお)って酔いを買った後...
谷崎潤一郎 「秘密」
...而して最早師匠の手を離れて独立して居る按摩の亥之吉(いのきち)と間借(まが)りして住む可く東京へ往って了うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...限定して了うことを意味する...
戸坂潤 「科学論」
...社会の現実的根柢は技術性(普通之をルーズに技術と呼んでいる)に帰着することになって了うだろう...
戸坂潤 「科学論」
...遂にはそれが表現する筈の元来の概念を失って了うことが...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...之を本当に非政治的な特色へ引き直して了う...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...現在のジャーナリズムになれば殆んど全く政治的な性格を振り落して了う...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...少なくとも産業を抜きにしては物質的な内容を殆んど失って了う...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...云わば批評の個人倫理と云ったようなものによって置きかえられて了う...
戸坂潤 「思想としての文学」
...世界全体を把握して了うということが元来現実には決して生じない仮定だから...
戸坂潤 「思想としての文学」
...論述の時間は切れて了うので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そしてそこが解決点ででもあるかのように問題を打ち切って了う...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...正直に云って了う...
松永延造 「職工と微笑」
...勝負に必要な思わくや相手の持っている札の種類を皆忘れて了う...
松永延造 「職工と微笑」
...それだけ欲しいもんでも買う方が好かろが?」「火ん中へ燻(く)べて了うた...
横光利一 「南北」
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