...横路へ入り込んで了う...
石川欣一 「可愛い山」
...いなくなって了うぞ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...顔はどこからどこ迄剃って了う...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...水気が殆ど無くなって了う迄煮る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...昔日(むかし)から時の政府に反対するものを直ぐ朝敵にして了うが...
内田魯庵 「犬物語」
...芸術を或る一階級の独占的享楽として了うのは...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...今迄テルシテスに対して抱いて居た滑稽の感じが消滅して了う...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...けれどもそうかと云ってそれを科学に対する哲学(自然哲学)であると云って了うことも無論許されない...
戸坂潤 「科学方法論」
...このように疎外的な視覚からする分類は学問自身に固有な特徴を逸して了うという意味に於て...
戸坂潤 「科学方法論」
...結局之を歴史主義的に・相対主義的に・見ることに終って了う他はない...
戸坂潤 「科学論」
...知能技術はいつか宙に浮いて了うのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...之などは国際文化局に編入されて了うことになるだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...常識の一切の問題がそこで消えて了うのではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...雪江さんは出て行って了う...
二葉亭四迷 「平凡」
...面(かお)を看合(みあわ)せると急いで俯向(うつむ)いて了う癖がある...
二葉亭四迷 「平凡」
...何だか有難く宏壮なお寺様のようになって了うのである...
松永延造 「職工と微笑」
...すぐ覚えて了う」浅田は自分でも初めて気がついたように傷を見て...
松本泰 「秘められたる挿話」
...王龍は蓮英を追っぱらおうなどせず阿蘭は依然として紛糾する家庭の中で王龍に先立たれて了うのである...
宮本百合子 「映画の語る現実」
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