...いなくなって了うぞ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...昔日(むかし)から時の政府に反対するものを直ぐ朝敵にして了うが...
内田魯庵 「犬物語」
...「今出しますから……本当に困って了う」という細君の声が後に聞えた...
田山花袋 「蒲団」
...羽をひろげてぱッぱた/\と飛んで往って了う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼は思わず乏しい財布を倒(さかさ)にして了うた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...現在のジャーナリズムになれば殆んど全く政治的な性格を振り落して了う...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...生産力の発達を妨げる処の桎梏にまで転化して了う...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...三河島で秘密裡に処置されて了うが...
戸坂潤 「社会時評」
...空間概念は通路から説くのでなければ単なる言葉の規定に終って了うであろう...
戸坂潤 「性格としての空間」
...哲学の方が殆んど全く文献学化されて了う...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...その最も大切な使用の場合を失って了うという点に...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...宗教史さえも無批判なものになって了う」と云って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...併しそう決めて了うためには...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...かく考えれば所謂空間知覚も規範としての空間の内に包まれて了うと云うの外はない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...温帯人に比べて中年から老年にかけて急に烈しく老い込んで了うからである...
中島敦 「南島譚」
...皆素通(すどおり)して々(さッさ)と行って了う...
二葉亭四迷 「平凡」
...この雑誌では例の基督教的に何でも断言して了う...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...真逆様に地獄へ墜ちて行って了う...
松永延造 「職工と微笑」
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