...私(わたくし)は別(べつ)に貞女(ていじょ)の亀鑑(かがみ)でも何(なん)でもございませぬ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...『小櫻姫(こざくらひめ)は本当(ほんとう)に烈女(れつじょ)の亀鑑(かがみ)だ...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...その序文に「洗冤録(ぜんえんろく)」「晰獄亀鑑(せきごくきかん)」の二書をあげ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その大胆不敵は俺たちの亀鑑(きかん)とされていた...
高見順 「いやな感じ」
...他(ひと)の亀鑑(てほん)にならなくちゃならない富豪の細君ともあろうものが...
田中貢太郎 「春心」
...どうしたら」「人の亀鑑になる者だ...
田中貢太郎 「春心」
...「ママは貞女の亀鑑(きかん)というわけね」と敏子はくやしそうな顔に冷笑を浮かべた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...敏子に云わせれば「ママは貞女の亀鑑」なのだそうで...
谷崎潤一郎 「鍵」
...婦人の亀鑑と仰がれてもよい模範的行為であるかのように...
谷崎潤一郎 「鍵」
...併し夫は決して国体明徴の亀鑑たる赤穂義士などの採った道ではない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...それを一世の亀鑑として賞せられる伝統が...
豊島与志雄 「都会に於ける中流婦人の生活」
...すなわち池田亀鑑(いけだきかん)氏の調査によれば...
橋本進吉 「駒のいななき」
...真(まこと)に尊き亀鑑(きかん)を後世に遺(のこ)せしものとこそ言うべけれ...
福田英子 「妾の半生涯」
...近くは伊賀局(いがのつぼね)なんどを亀鑑(かがみ)となされよ...
山田美妙 「武蔵野」
...小粒ながら黒田武士の亀鑑(てほん)じゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...人の亀鑑(きかん)ともいわれる士大夫を...
吉川英治 「三国志」
...これらはすべて池田亀鑑(いけだきかん)氏「枕草子の形態に関する一考察」に従ったのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...池田亀鑑氏は岩波講座「日本文学」で「清少納言とその作品」及び「枕草紙の形態に関する一考察」を発表された...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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