...そうすれば壁も乾くでしょうし...
モオパッサン 秋田滋訳 「初雪」
...僕の靴は明朝になれば乾くから心配しないでくれ」といって...
石川欣一 「比島投降記」
...先生は乾くと言った...
泉鏡花 「悪獣篇」
...ここにその鹽の乾くまにまに...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...春さきになると乾く渓流がまんなかにあって...
アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 妹尾韶夫訳 「マカーガー峽谷の秘密」
...暑い、暑い、乾く、乾く...
種田山頭火 「其中日記」
...というような絶えまない恐怖に苛まれて涙の乾くひまもなかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...砂弄(すないじ)りをしながら着物の乾くのを待つのだった...
徳田秋声 「縮図」
...夏のことだから汗も出れば咽喉(のど)も乾く...
中里介山 「大菩薩峠」
...乾くといわゆる盤になって...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...咄嗟(とっさ)の間に乾くのを恐れでもするように...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いずれ乾くまでには間があるだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...乾くのは真夏の一と月か二た月だけ――この通り溝(どぶ)は腐って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お勝手で水仕事をして、袖のところを少し濡らして、その乾く間だけ、黒っぽい縞の袷を着ていましたが」「乾した場所は?」「東側の縁の外で」「そこは畑の向うの立花さんの家からは見えないだろうな」「見えませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「喉が乾く/\!」と...
牧野信一 「武者窓日記」
...その小溝の両側が殻片の乾くに従い左右から種子を挟みなおその乾く事が進むにつれますます収縮し両側からの圧力がひどく成るもんですから...
牧野富太郎 「植物記」
...頻(しきり)に咽が乾くと云つては...
森鴎外 「最後の一句」
...草も乾く...
吉川英治 「剣の四君子」
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