...さらさらと乾いた音を立てながら...
薄田泣菫 「独楽園」
...藤三の手から札の束がばらばらと乾いた音を立てて古畳に散り敷いた...
富田常雄 「刺青」
...天井には乾いた音をたてて造花のへちまの葉が鳴っていた...
林芙美子 「帯広まで」
...乾いた音をたてて...
久生十蘭 「金狼」
...木の枝がはぜるような乾いた音がした...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...乾いた音を振り撒く...
牧逸馬 「双面獣」
...二人は枯葉が踏むたびに乾いた音を立てる森下路をしばし歩いた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...竹の葉がカサカサと乾いた音を立てている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...袋に落ちこむ貝殼の乾いた音がつづいて...
室生犀星 「神のない子」
...少年は依然として石をこつこつ叩いていた、乾いた音がした...
室生犀星 「幻影の都市」
...雜誌の頁をめくる乾いた音と...
室生犀星 「はるあはれ」
...ちいさな乾いた音を立てて棘立った破片がならべられ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...乾いた音を立てて床板の上へ落ちた...
山本周五郎 「花も刀も」
...かさかさと乾いた音をたてた...
山本周五郎 「花も刀も」
...中に空洞のあるらしい乾いた音を聞きながら...
横光利一 「旅愁」
...さわさわと乾いた音を風の中に揺り動かした...
吉川英治 「親鸞」
...と乾いた音がすると...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...僧(ソウ)などの乾いた音色(ねいろ)ではゆめさら無く...
若山牧水 「梅雨紀行」
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