...さっきまで汗と一緒に流れていた水っぱなが乾き...
石川欣一 「山を思う」
...人は交換仕事の自分の部分を六週間の乾草つくりという形でするがそれは生(なま)やさしい仕事ではない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...じきに乾きますよ...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...土塀の内側に大根を乾(ほ)しているところであった...
中村地平 「南方郵信」
...首尾(しゆび)好(よ)く乾(かわ)かして...
夏目漱石 「門」
...乾は、瞬間、西貝を瞶(みつ)めたのち、「なんです、急に……...
久生十蘭 「金狼」
...乾いた粘土はかたく緊(しま)った路をつくっていた...
本庄陸男 「石狩川」
...興(きょう)もなさそうに乾いたものだった...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...このままにして乾燥した玉虫の骸(から)のように永久に自分から離さずに置く方法があればよいと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...凍らせて乾して貯える風が東北にはある...
柳田國男 「食料名彙」
...わたしの汗を乾かし...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...半ば日をうけて白く乾き...
吉江喬松 「山岳美觀」
...乾分(こぶん)たちを...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...孫乾(そんけん)は冀州から帰ってきたものの...
吉川英治 「三国志」
...木靴にペンキの乾漆服という妙な恰好の工員はドックにだけしか見られる風俗ではないかとおもう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...と乾いた音がすると...
蘭郁二郎 「鱗粉」
...路に堆い落葉はからからに乾いてゐる...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...黄いろい乾いた光沢なども...
和辻哲郎 「院展日本画所感」
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