「乳鉢」の意味
薬などをすりつぶすための鉢状の器具
「乳鉢」の例文(場面別)
- 医療・薬学漢方薬を調合する際、乳鉢で材料を丁寧にすりつぶす必要がある。
- 料理ゴマを乳鉢で擦ると、香りが立って風味が増す。
- 化学実験固体試薬を乳鉢で粉末状にし、溶解しやすくする。
小説での「乳鉢」の使い方
...漢方薬を調合するときに、乳鉢に材料を入れてすり潰す...
...先祖の時代から乳鉢を使った調理法が伝わっている...
...乳鉢で擦り潰した薬品を飲み込むことを「お飲み上げ」と言う...
...上記のものを乳鉢で打ったりこすったりする...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...例えば薬屋の乳鉢...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...何か鳶(とび)色の薬料を乳鉢(にゆうはち)のなかで混ぜてゐると...
薄田泣菫 「茶話」
...エデイソンは小匙(こさじ)で乳鉢(にゆうはち)の薬料を一寸しやくつた...
薄田泣菫 「茶話」
...」発明家はまた乳鉢(にゆうはち)を手にしながら言つた...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子の本職は粉薬(こぐすり)と粉薬とを乳鉢の中ですり混ぜる薬剤師である...
薄田泣菫 「茶話」
...午前中に薬局に顔を出して乳鉢をいぢくつてゐれば...
薄田泣菫 「茶話」
...アルコオル・ランプ、乳鉢、坩堝(るつぼ)、試験管、――うす碧(あお)い蛍石、橄攬石(かんらんせき)、白い半透明の重晶石や方解石、端正な等軸結晶を見せた柘榴石(ざくろいし)、結晶面をギラギラ光らせている黄銅鉱……余り明るくない部屋で、天井の明り窓から射してくる外光が、端正な結晶体どもの上に落ち、久しく使わなかった標本のうす埃をさえ浮かび上がらせている...
中島敦 「狼疾記」
...更に乳鉢で摺(す)って粒を非常に細(こまか)くし...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...どうかするとお辰が代つてやることもあります」「摺り餌を拵へる乳鉢(にゆうばち)は幾つ位ある」「三つあつた筈ですが」「二つしかないな――一つはどうしたんだ」「さア」「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――まさか銀次が乳鉢を間違へる筈はない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうかするとお辰が代ってやることもあります」「摺り餌を拵える乳鉢(にゅうばち)は幾つくらいある」「三つあったはずですが」「二つしかないな――一つはどうしたんだ」「さア」「ところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...投げ文はたぶん重太郎だ」「なるほどね」「銀次の鶯の摺り餌を作る乳鉢でとりかぶとの根を摺り砕いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その乳鉢を別にしてあるのを知らずに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――まさか銀次が乳鉢を間違えるはずはない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天人の玉の乳鉢(にゆうばち)で煉つた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...天人の玉の乳鉢で煉った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それを乳鉢(にゅうばち)でゴリゴリ磨(す)っていた...
吉川英治 「銀河まつり」
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