...彼女は乳白色のドレスを着ていた...
...このコーヒーは乳白色のミルクを入れたような色味だ...
...シャンプーを使うと、髪の毛が乳白色になる...
...風呂場に入ると、乳白色の湯気が立ち込めている...
...乳白色の花が咲いている庭はとても美しい...
...何時間たっても分離しないような均一の乳白色の液体になるべきである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...あとは一面に乳白色の霧である...
石川欣一 「山を思う」
...このために阿蘇郡(あそぐん)の南半(なんぱん)たる南郷谷(なんごうだに)の水(みづ)を集(あつ)めて流(なが)れる白川(しろかは)が文字通(もじどほ)り乳白色(にゆうはくしよく)となり...
今村明恒 「火山の話」
...一様に乳白色がかった緑色をしてい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蝋燭の灯が、妙に黄ばんでいて、蔀屋の中が、乳白色の、霧のようなもので、満たされているようであった...
直木三十五 「南国太平記」
...その乳白色の空気が...
直木三十五 「南国太平記」
...頽廃(たいはい)しかけたお絹という女の乳白色の手で抑えると...
中里介山 「大菩薩峠」
...むかうの峰には乳白色の靄がかかつてゐたが...
原民喜 「雲雀病院」
...漠々たる乳白色のなかへ沈んでしまった...
久生十蘭 「海豹島」
...乳白色の濃い霧の間から...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...水を注ぐにつれて乳白色に変り...
久生十蘭 「雪間」
...今晩はと声をかけて再び乳白色の中に消え去つて行くのだつた...
北條民雄 「青い焔」
...乳白色の中にはや半ば消えかかつた彼女の姿がくるりと飜るのを見ると...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...肌色は薄い乳白色と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...その一際濃いかたまりには乳白色の芯があつて...
室生犀星 「帆の世界」
...その皮膚にあらわれた日本人独特の健康色の下(もと)を流るる透明な乳白色は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...雪の大地と空とが渾然たる神秘的な乳白色の無と化し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...例のぼんやりとした乳白色の靄がなければ西方遥かにうっすらとそれら恐怖の峰々が臨めただろう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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