...彼女は乳白色のドレスを着ていた...
...このコーヒーは乳白色のミルクを入れたような色味だ...
...シャンプーを使うと、髪の毛が乳白色になる...
...風呂場に入ると、乳白色の湯気が立ち込めている...
...乳白色の花が咲いている庭はとても美しい...
...その結果として蒸留酒は乳白色になる...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...天才が持つと称せられるあの青色をさえ帯びた乳白色の皮膚...
有島武郎 「或る女」
...萌えさかつた堤の青草は霧のやうな乳白色を含んで...
有島武郎 「幻想」
...これが硫黄(いおう)を含(ふく)むために乳白色(にゆうはくしよく)ともなれば...
今村明恒 「火山の話」
...蝋燭の灯が、妙に黄ばんでいて、蔀屋の中が、乳白色の、霧のようなもので、満たされているようであった...
直木三十五 「南国太平記」
...色の乳白色な、小肥りといってよいくらいな肉附の、三十を越した年増ではありますが、キリリとした身のこなし、真黒な髪をいぼじりといったように無雑作に巻きつけてあるのは、この際だからやむを得ますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の乳白色の少し萎(な)えてはいるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...たちまちあたりを乳白色の世界にしてしまうことがよくある...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...時には全天を覆い単に乳白色を示すこともあり...
中谷宇吉郎 「雪」
...天蓋の乳白色が沼の面に反映して同じ色でひろがっているので...
久生十蘭 「地底獣国」
...乳白色の中にはや半ば消えかかつた彼女の姿がくるりと飜るのを見ると...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...首と肩に陰が掛かると、乳白色に変じた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...その一際濃いかたまりには乳白色の芯があつて...
室生犀星 「帆の世界」
...半透明で乳白色の部分に...
山本周五郎 「山彦乙女」
...乳白色のところは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...その皮膚にあらわれた日本人独特の健康色の下(もと)を流るる透明な乳白色は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...霧はまだ霽(は)れきらないが乳白色に透明を帯(お)び...
吉川英治 「上杉謙信」
...例のぼんやりとした乳白色の靄がなければ西方遥かにうっすらとそれら恐怖の峰々が臨めただろう...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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