...彼女の言葉は乱脈だった...
...乱脈になっている心拍数を測定した...
...読み手にとっては乱脈で、理解しにくい文章だった...
...独自の思考回路を持っているため、彼のアイデアは乱脈に思えることがある...
...医師による診断で、彼の病気は乱脈が原因だとわかった...
...しかし読むに従つて拙劣な布置と乱脈な文章とは...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...しかし読むに従って拙劣な布置(ふち)と乱脈な文章とは...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...この病院(びょういん)の乱脈(らんみゃく)は名状(めいじょう)すべからざるもので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...今ノ東京ヲコンナ浅マシイ乱脈ナ都会ニシタノハ誰ノ所業(しわざ)ダ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...傍眼(わきめ)には醜態(しゅうたい)百出トルストイ家の乱脈(らんみゃく)と見えても...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...またも昔のような乱脈になりかけていることがお松の眼にはよくわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...アトハ乱脈ニナルカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...大日向教の内幕はお話にならぬほどの乱脈で...
林芙美子 「浮雲」
...突撃の陣太鼓のように乱脈にその腹を蹴り...
牧野信一 「ゼーロン」
...こう乱脈なことを続けたのでは...
山本周五郎 「七日七夜」
...乱脈にさわぎ始めて...
吉川英治 「三国志」
...――そのためついに“皇統の連綿(れんめん)”も“万世一系(ばんせいいっけい)”も乱脈の相(そう)を来(きた)して...
吉川英治 「私本太平記」
...しかもその末は、この腐敗だ、この乱脈さだ...
吉川英治 「私本太平記」
...――が、世の乱脈に会い、幕府の命脈もつき、必然な世直しの到来から、御当家も武家の使命、一方に拠って立ったものでございましょうに」「御辺もいうのか...
吉川英治 「私本太平記」
...乱脈な状におちいるしかない...
吉川英治 「私本太平記」
...このほうの軍配(ぐんばい)すべて乱脈(らんみゃく)をきわめたりと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...外陣も内陣も乱脈な態(てい)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱脈なさむらい道のために...
吉川英治 「宮本武蔵」
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