...彼女の言葉は乱脈だった...
...乱脈になっている心拍数を測定した...
...読み手にとっては乱脈で、理解しにくい文章だった...
...独自の思考回路を持っているため、彼のアイデアは乱脈に思えることがある...
...医師による診断で、彼の病気は乱脈が原因だとわかった...
...しかし読むに従って拙劣な布置(ふち)と乱脈な文章とは...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...またも昔のような乱脈になりかけていることがお松の眼にはよくわかります...
中里介山 「大菩薩峠」
...アトハ乱脈ニナルカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...大日向教の内幕はお話にならぬほどの乱脈で...
林芙美子 「浮雲」
...乱脈なヒクソスの進軍歌を喚(わめ)きたてながら...
牧野信一 「ゼーロン」
...酒壜や皿小鉢が乱脈にひつくり返つてゐる中で三人の男は...
牧野信一 「ゾイラス」
...カベのぬり更えで大乱脈...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...生活を乱脈にしてしまって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...久しい世人の自暴や懶惰(らんだ)――それから生じた不安や道義の乱脈さは...
吉川英治 「大岡越前」
...誰がこの抑(おさ)えてのない衆愚(しゅうぐ)と衆暴の乱脈時代を――我意と我意の際限もない同胞同士の闘争を一応ひとつものにまとめてゆけようか...
吉川英治 「黒田如水」
...うそつきですあなたはうそつき地蔵ですこんな物 こうしてやる一生がい 恨んでやる死ぬものですかあなたは 私が死ねばいいと思っているにちがいないけれど……藤夜叉の乱脈な筆は...
吉川英治 「私本太平記」
...世は晨(あした)に夕べも分らない乱脈さだった...
吉川英治 「私本太平記」
...内も破れ外も乱脈だ...
吉川英治 「私本太平記」
...このほうの軍配(ぐんばい)すべて乱脈(らんみゃく)をきわめたりと...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「またたく間だ! 世の乱脈も...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長はかならず乱脈と暗黒に沈んでいる日本全土の人々を甦(よみが)えらせてみせる...
吉川英治 「新書太閤記」
...あとは乱脈、あとかたづけがまた大変である...
吉川英治 「新・水滸伝」
...腐敗と乱脈をみずから演じ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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