...この地域は乱国化しているので、治安が非常に悪い...
...乱国時代の戦場では、勇敢な武将が活躍した...
...乱国が続いているため、政治的な安定が必要だ...
...現代の国際情勢は乱国化しているとも言われている...
...目の前で乱国化していく国を見て、無力感を覚えた...
...唐の壊滅をうけたあとの乱国時代のことだから...
海野十三 「西湖の屍人」
...世間ではアストリア語を完璧に話したから、同国人として通用したが、この動乱国家に、ここ二十年余り軍務についていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...この乱国に何になろう」「しかも今ただちに...
吉川英治 「黒田如水」
...一点ノ桜桃絳唇(コウシン)ヲ啓(ヒラ)ク両行(リョウコウ)ノ砕玉(サイギョク)陽春ヲ噴(ハ)ク丁香(チョウコウ)ノ舌ハ※鋼(シュンコウ)ノ剣ヲ吐キ姦邪(カンジャ)乱国(ランゴク)ノ臣ヲ斬ラント要ス「いや...
吉川英治 「三国志」
...あなたのおことばは天理人倫にかなっていますが、世はいま乱国、いわば火事場です...
吉川英治 「三国志」
...よも忘れはしまいな」「覚えております」「人と生れてだ――今の世の乱国に生れてだ――最も恥ずべきことは徒衣徒食(といとしょく)と良民いじめだ」「…………」「諸国の土豪という輩(やから)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...――しかも涙ぐましき御忠誠に在(おわ)したことには、この乱国の中、四隣に戦(いくさ)の絶え間もない中をも、すぐる天文十二年の頃には、この爺めを京へお遣(つか)わしあって、内裏(だいり)四面の築土(ついじ)の御修理をなされますやら、また、四千貫文を朝廷へ御献上遊ばし、そのほか、伊勢外宮(いせげくう)の御造営にもお力をお尽しなされました……...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱国の危険な巷(ちまた)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...――が幸いにも、その中には、斎藤家三代にわたって、この乱国の中に、主家の勢威を維持して来た老練の士や古強者(ふるつわもの)も多くいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...乱国の民衆が、心から欲しているのは、決して、水も洩らさぬ政治を施す手腕家でもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかに乱国でも、名分のない戦(いくさ)はできなかったし、また、名分のない戦が遂に勝てないことは、将たるほどの人物なら、誰でも弁(わきま)えぬいているので、そういう名分を敵につかまれる政治をしていた氏真は、何といっても、先の見えない暗愚な将でもあり、故義元にとっては、不肖(ふしょう)な世継(よつぎ)であったといわれても仕方がない...
吉川英治 「新書太閤記」
...わたくし達はみな乱国のあらしに吹き落された梢(こずえ)のない花々です...
吉川英治 「新書太閤記」
...この乱国に多くを擁(よう)して立ち得ない質ならば...
吉川英治 「新書太閤記」
...六十余年の乱国のあいだに習(まな)び得た体験のもとに...
吉川英治 「新書太閤記」
...昭和二三・初冬 吉野村菴にて著者乱国篇第一の声一朱雀(すじゃく)の辻に...
吉川英治 「親鸞」
...……そなたの父御(ててご)は、乱国の野武士で、文字もろくに書けなかったお人だから、元より文章も読みづらく、おかしな節々もあるけれど、人に示そう為でなく御自分の懺悔(ざんげ)を、真実こめて、書けない筆でいつか書いておかれた物...
吉川英治 「茶漬三略」
...乱国につかれた庶民は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...乱国の余風は決してまだ治まり切っているとはいえない...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索