...「乞丐」が近くで物乞いをしていた...
...彼女は勉強しなくて乞丐にでもならない限りは生きていけない...
...彼は一日中乞丐に扮して街を歩き回った...
...行きつけの公園では乞丐たちがよく物乞いをしていた...
...彼はいいところに住んでいたが、金銭管理能力のなさから乞丐のように暮らしていた...
...乞丐(こじき)をして歩く道士だな――李はこう思った...
芥川龍之介 「仙人」
...おのが一身をだにもてあましたる乞丐(かたゐ)の益なきこと言はんより...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...かの乞丐(かたゐ)の如くして傲然(がうぜん)車上にあるは誰ぞ...
石川啄木 「閑天地」
...富有な旦那の冥利(みょうり)として他人の書画会のためには千円からの金を棄てても自分は乞丐(こじき)画師の仲間となるのを甘(あまん)じなかったのであろう...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...俺は爰(こゝ)から十町離れた乞丐(こじき)横町の裏屋の路次の奥の塵溜(ごみため)の傍(わき)で生れたのだ...
内田魯庵 「犬物語」
...跛足(びつこ)の乞丐(こじき)が立つてゐるのを見た...
薄田泣菫 「茶話」
...今までトルストイの手元ばかり見詰めてゐた乞丐(こじき)は...
薄田泣菫 「茶話」
...昨日富豪となり明日(あす)乞丐(こじき)となる市井(しせい)の投機児(とうきじ)をして勝手に翻筋斗(とんぼ)をきらしめよ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...我が国に乞丐(きっかい)甚だ衆(おお)ければ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...『斑鳩やとみの小川の絶えばこそ我が大君の御名は忘れじ』と歌を詠した乞丐(きっかい)が...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...乞丐(きっかい)の間から木下藤吉郎のような大物が生れ出でても...
中里介山 「大菩薩峠」
...布褐縄帯乞丐ノ如キ者アリ...
成島柳北 「他山の石」
...壮丁父官吏乞丐皆ナ笑フ...
成島柳北 「他山の石」
...火丁泣キ父泣キ官吏泣キ乞丐泣キ...
成島柳北 「他山の石」
...「乞丐相」のアイロニイのきびしい美しさのうちには...
堀辰雄 「「古代感愛集」讀後」
...上は王侯より下乞丐(こつがい)に至るまで聞いて悦腹せざるなく...
南方熊楠 「十二支考」
...乞丐(こつがい)が帝王の襟度(きんど)を忖度(そんたく)することを得ぬと同じである...
森鴎外 「細木香以」
...あまたの児を伴れし乞丐(かたゐ)の孤独なれ...
與謝野寛 「妄動」
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