...世界の大美術書の総数に比べたなら九牛の一毛どころか百牛の一毛にも当るまいが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...併も之を研究對象の全體から見る時は所謂九牛の一毛に過ぎず...
橘樸 「支那を識るの途」
...文字に記されたものの全体から見れば九牛の一毛であるのが例であるのみならず...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...僅かに九牛の一毛に及びませぬ...
長岡半太郎 「湯川博士の受賞を祝す」
...九牛の一毛だ」その時...
中里介山 「大菩薩峠」
...文字どおりに九牛の一毛である...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...しかし是れはボクの希望の九牛の一毛である事だけは承知して貰いたい...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...よってその九牛の一毛を例示せんに...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...ほんの九牛の一毛を...
吉川英治 「親鸞」
...その古人に比すれば今人は九牛の一毛にだも及ばない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索