...田舎の子供が母から九年母を親戚に贈る使いを言いつけられて...
青木正児 「九年母」
...なかに九年母三本を加えることを忘れなかった...
青木正児 「九年母」
...九年母二本と柿一本とだけは恙無(つつがな)く現存している...
青木正児 「九年母」
...九年母は蜜柑(みかん)のように甘くはありませんよ...
青木正児 「九年母」
...九年母にしても段々なくなっていくというが...
青木正児 「九年母」
...九年母はやはり香味独絶する...
青木正児 「九年母」
...九年母(くねんぼ)の実と核(たね)とを舌の先にさぐるやうに...
芥川龍之介 「世之助の話」
...十一月二十七日と日づけ御座候御手紙ならびに九年母(くねんぼ)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...飛んで来て針を出してはチツク チク九年母をチツク チク達磨大師をチツク チク眠つちやいけない達磨さん蜂がぶんぶん飛んで来る鼠が...
野口雨情 「未刊童謡」
...カブは九年母とも書いてもとは外來語らしい...
柳田國男 「食料名彙」
...九年母は中央部では橙とは別種と言はれるが...
柳田國男 「食料名彙」
...カブは九年母とも書いてもとは外来語らしい...
柳田國男 「食料名彙」
...九年母(カブ)は中央部では橙とは別種と言われるが...
柳田國男 「食料名彙」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...体裁ばかりで皮が厚く水気のない九年母(くねんぼ)...
山本笑月 「明治世相百話」
...九年母(くねんぼ)「御書見中にございますか」「帯刀(たてわき)か...
吉川英治 「新書太閤記」
...南洋の九年母(くねんぼ)というものを献上した者があって...
吉川英治 「新書太閤記」
...支那やわが邦(くに)でいう九年母とはいささか違う...
吉川英治 「新書太閤記」
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