...けなす場合は九仞(じん)の底まで落します...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)いた...
谷崎潤一郎 「途上」
...九仞(きゅうじん)の功を...
直木三十五 「南国太平記」
...一団の火の玉が九仞(きゅうじん)の底に落つるような光景を...
中里介山 「大菩薩峠」
...「九仞(きゅうじん)の上に一簣(いっき)を加える...
夏目漱石 「一夜」
...九仞(きゅうじん)に失った命を一簣(いっき)に取り留める嬉(うれ)しさはまた特別であった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...足もとの大地が九仞(きゅうじん)の底へめりこむような顔をしたのも...
吉川英治 「三国志」
...珠を九仞の深きに投げ棄ててもただ皮相の袋の安き地にあらん事を願う衆人の心は無智のきわみである...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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