...『その様子(ようす)なら汝(そち)も近(ちか)い内(うち)に乙姫様(おとひめさま)のお目通(めどお)りができそうじゃ……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...第(だい)二の乙姫様(おとひめさま)が玉依姫様(たまよりひめさま)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...『きっと乙姫様(おとひめさま)がここへお坐(すわ)りなさるのであろう...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...乙姫(おとひめ)様へ御進物の分でござりました...
泉鏡花 「海神別荘」
...乙姫様が御工夫を遊ばしました...
泉鏡花 「海神別荘」
...当家の娘は竜宮の乙姫が世話に砕けたという尤物(いつぶつ)...
江見水蔭 「備前天一坊」
...浦島はあわてて眼をそらし、「乙姫か...
太宰治 「お伽草紙」
...乙姫は無言で、くるりとうしろを向き、そろそろと歩き出す...
太宰治 「お伽草紙」
...その時はじめて気がついたのであるが、乙姫の背後には、めだかよりも、もつと小さい金色の魚が無数にかたまつてぴらぴら泳いで、乙姫が歩けばそのとほりに従つて移動し、そのさまは金色の雨がたえず乙姫の身辺に降り注いでゐるやうにも見えて、さすがにこの世のものならぬ貴い気配が感ぜられた...
太宰治 「お伽草紙」
...ちらと乙姫のうしろ姿を眺める...
太宰治 「お伽草紙」
...私は乙姫が、ものを言つたのを聞いた事が無い...
太宰治 「お伽草紙」
...浦島は乙姫に向つて...
太宰治 「お伽草紙」
...乙姫さまの琴の音(ね)に聞き惚れてゐるのです...
太宰治 「お伽草紙」
...乙姫は決してなさらない...
太宰治 「お伽草紙」
...間もなく座持ちのいい乙姫さまが立ち現れて来ます...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...乙姫さんぢやらう?」「しらないわ...
槇本楠郎 「プールと犬」
...乙姫は侍女にいひつけ一つの美しい箱を持つて来さしました...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...そうしてしばしば乙姫様(おとひめさま)という美しい一人娘がいる...
柳田国男 「海上の道」
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