...先ずメリーランド、コロラド、ウェスト・バージニア、セントルイス、ソルトレーキ以下二十隻(せき)の主力艦を中心に、その前方に、大航空母艦レキシントン、アルカンター、シルバニア、レンジァーの四隻、大巡洋艦のポートランド、ニューオリアンス、イリノイ、フェニックス以下の八隻を配列し、又後方には多数の特務艦を従え、その周囲三十キロの円周海上は、四十キロの快速を持つ小航空母艦の感ある七千噸(トン)巡洋艦二十五隻を以て固め、更にその五キロの外輪(がいりん)を、二百隻の駆逐艦隊を配置し、別に八十隻の潜水艦を奇襲隊として引率し、又(また)此(こ)の輪形陣の上空六千メートルの高度に於て、メーコン、ラオコンの両飛行船隊を浮べ、飛行機全台数二千機中六百台の偵察機は各母艦より飛翔(ひしょう)して輪形陣の進航前方を、交互(こうご)警戒し、時速三十キロにて北西に向い航行中なり……」「それが本当なら、こっちも全く、戦(たたか)い甲斐(がい)があるというものサ」千手大尉は、まだ減(へ)らず口(ぐち)を止(や)めなかった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...シカゴ、ルイズヴィル、ハウストン、イリノイ、フェニックスの砲口は、次の射撃に備えるために、じわじわと仰角(ぎょうかく)をあげて行くのが見えた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...確かイリノイス州出の愛嬌たつぷりのお爺さんが居る...
薄田泣菫 「茶話」
...イリノイス州の上院議員ジエームス・ミルトン・レヰス氏であつた...
薄田泣菫 「茶話」
...アメリカのイリノイス大学の先生方が寄り集まって古代ギリシアの兵法書の翻訳を始めた...
寺田寅彦 「変った話」
...その相手の交換手はイリノイ州出の女であったが...
寺田寅彦 「話の種」
...「イリノイにこの地をお作りになって...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...我々はイリノイの地にあるノーヴーからやって来ました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...旧の研究所(イリノイ州ウィルメット所在雪氷永久凍土研究所)へ顔を出してみたら...
中谷宇吉郎 「科学の国際連合」
...イリノイ大学でやった...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...私たちの住んでいたイリノイ州では...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...イリノイ族とかヒューロン族がそれぞれ違った型の狩猟社会を作って生活しているわけだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その結果、この辺には、ブロヒン、ポチターエフ、ムイリノイ、チェルパコフ大佐、ソバケーヴィッチなどという地主のあることを聞き出した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
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