...ゆでて三杯酢で食べるとなかなか乙なものだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...帯も何か乙なもので...
二葉亭四迷 「浮雲」
...朝の茶漬というのも乙なものですよ」台所にいた召使たちはみな立竦(たちすく)んで...
山本周五郎 「思い違い物語」
...気の利いたもの、乙なもの、眼に見えずに凝ったもの、アッサリしたものなぞいう、彼等の鋭い神経にだけ理解されるような生活品や見物(みもの)、ききものがもてはやされた...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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