...それはむだだと思う――そんなお話に乗り気になるのは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...……という話を安さんが私の頭を結いながら乗り気になって話しますので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その時は皆が乗り気になって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日に焼けるのを恐れているお久とは反対にひどく乗り気になっているのであった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...わしを乗り気にしようとはやし立てるんですが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...それに乗り気になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗り気になれないばかりではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...新之助はんも、乗り気で、それやろ、といやはるし、あてはあてで、芸者衆を五六人抱(かか)えて、そこで、置屋(おきや)もやる考えだす」「どこでですか?」「若松だす」「若松?」マンの顔が、ちょっと、曇った...
火野葦平 「花と龍」
...「そりゃできますとも」と婦長は意外に乗り気になって話だしたものである...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...それ迄何うです、一寸やりませんかと持ちかけると、近江も乗り気で、近江邸へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...嫌な気分を吹き飛ばしたい」フィールデンも乗り気だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...すると私の相手も亦乗り気になって答えた...
松永延造 「職工と微笑」
...一様に積極的な乗り気を云わず語らずのうちにもっているように見られる...
宮本百合子 「おのずから低きに」
...それを見ると青木は益々(ますます)乗り気になって...
夢野久作 「一足お先に」
...」冗談にしては意外に乗り気な表情である...
横光利一 「旅愁」
...一肌(ひとはだ)ぬがなければなるまいと柄にもない乗り気になっているんです...
吉川英治 「江戸三国志」
...昨日の敗辱をそそぐには好機おくべからざるものと乗り気になったことはいうまでもない...
吉川英治 「三国志」
...おまかせ下さるまいか」どうやら赤壁八十馬(やそま)は乗り気になっているらしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索