...わ」吉弥はすぐ乗り気になって...
岩野泡鳴 「耽溺」
...それはむだだと思う――そんなお話に乗り気になるのは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...従来芝居見物などに誘い出す度(た)びに一向乗り気にならなかった漱石氏が...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...……という話を安さんが私の頭を結いながら乗り気になって話しますので...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...よう調べてみんことには」「先方はえらい乗り気やねん」「雪(き)あんちゃんの写真...
谷崎潤一郎 「細雪」
...カヨは次第に乗り気になってきた...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...乗り気になってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことにこう乗り気になっている際では...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗り気にはなっているがはしゃぎはしない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなた様ならば……」貸本屋が乗り気になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...妹のテワスがその結婚に乗り気になり...
中村地平 「霧の蕃社」
...君もいっしょに行ってみたまえと山嵐は大いに乗り気で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...こちらが乗り気になってみせたら...
野村胡堂 「胡堂百話」
...新之助はんも、乗り気で、それやろ、といやはるし、あてはあてで、芸者衆を五六人抱(かか)えて、そこで、置屋(おきや)もやる考えだす」「どこでですか?」「若松だす」「若松?」マンの顔が、ちょっと、曇った...
火野葦平 「花と龍」
...それ迄何うです、一寸やりませんかと持ちかけると、近江も乗り気で、近江邸へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...安達の申し出をいいことにステージに出るのに乗り気なのも...
山川方夫 「その一年」
...大乗り気で励ました...
吉川英治 「私本太平記」
...一しょに行ってやるから」蕭譲(しょうじょう)はもう大乗り気なのである...
吉川英治 「新・水滸伝」
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