...博覧会を前に控えているのでハミルトン氏も今度は乗り気になってくれまして...
有島武郎 「或る女」
...そして利益は五分五分に分けよう」六さんはすっかり乗り気になった...
海野十三 「透明猫」
...よう調べてみんことには」「先方はえらい乗り気やねん」「雪(き)あんちゃんの写真...
谷崎潤一郎 「細雪」
...瀬越は大変乗り気なのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...御牧氏がすっかり乗り気になっていることは御覧の通りであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...全く戦国時代の一番乗り気分と少しも違わぬのである...
中井正一 「聴衆0の講演会」
...乗り気にはなっているがはしゃぎはしない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなた様ならば……」貸本屋が乗り気になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...君もいっしょに行ってみたまえと山嵐は大いに乗り気で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...それ迄何うです、一寸やりませんかと持ちかけると、近江も乗り気で、近江邸へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...僧侶はいよいよ乗り気となり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...お父さんがすつかり乗り気になつてゐる山の材木工場の仕事...
牧野信一 「F村での春」
...すると私の相手も亦乗り気になって答えた...
松永延造 「職工と微笑」
...院の陛下がお乗り気になりまして許容をあそばす御意志をあちらの大臣へまずもってお示しになったものですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大いに乗り気になったふうをよそおって...
山本周五郎 「青べか物語」
...それを見ると青木は益々(ますます)乗り気になって...
夢野久作 「一足お先に」
...」冗談にしては意外に乗り気な表情である...
横光利一 「旅愁」
...大乗り気で励ました...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索