...駕籠の乗り心地は思ったよりも好い...
芥川龍之介 「長江游記」
...随分乗り心地の悪い駕籠であったが...
伊波普猷 「私の子供時分」
...乗り心地は、いかがですな」そういっているのは、外ならぬ沖島速夫であった...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...地底戦車の乗り心地をうかがっているだけです」沖島速夫は...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...船の乗り心地を愉快に思った私は...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...その乗り心地のよさというものは!帷(とばり)を絞り上げた轎の中はかなりに広々として向い側とこちら側とに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...車の乗り心地が頗ぶるわるい...
田山録弥 「初冬の記事」
...頬の切れさうに冷たい風をきつて滑つてゆく橇の乗り心地はなかなか愉しく...
辻村もと子 「早春箋」
...ぶくぶく太つて乗り心地のいい名馬だつたけれど...
中勘助 「銀の匙」
...凍てたる夜深の巷を乗り行く時なぞゴム底の足袋はパタパタ音して不愉快極まりなくゴム輪は轍の砂利を輾(きし)る響せざるが故矢張初めの中は乗り心地よろしからず世の中段々いやなものが流行出したりと思いき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...古くなつて乗り心地でも悪いのか...
牧野信一 「F村での春」
...それと自然に対抗したくなって来る鞍乗り心地で...
横光利一 「夜の靴」
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