例文・使い方一覧でみる「久米」の意味

...久米は今、彼の幼年時代に自殺した阿父（おとう）さんの事を、短篇にして書いてゐると云つた... 久米は今、彼の幼年時代に自殺した阿父さんの事を、短篇にして書いてゐると云つたの読み方
芥川龍之介「あの頃の自分の事」

...又久米の手製の珈琲（コオヒイ）を啜りながら... 又久米の手製の珈琲を啜りながらの読み方
芥川龍之介「あの頃の自分の事」

...みつみつし　久米の子らが... みつみつし　久米の子らがの読み方
稗田の阿礼、太の安万侶「古事記」

...大久米命は、すぐに、「それはあなたを見つけ出そうとして、さがしていた目でございます」と歌いました...
鈴木三重吉「古事記物語」

...肩の丸味などはやはり三角で久米（くめ）の平内（へいない）の肩のよう……これには閉口しました... 肩の丸味などはやはり三角で久米の平内の肩のよう……これには閉口しましたの読み方
高村光雲「幕末維新懐古談」

...『東日』『大毎』の菊池・大宅・高田・木村・久米・横光... 『東日』『大毎』の菊池・大宅・高田・木村・久米・横光の読み方
戸坂潤「世界の一環としての日本」

...有楽座過日帝国劇場に合併し久米秀治氏事務を執れり... 有楽座過日帝国劇場に合併し久米秀治氏事務を執れりの読み方
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申「断腸亭日乗」

...私は慶応義塾（けいおうぎじゅく）の帰りがけ始めて久米君とこの閑地へ日和下駄を踏入（ふみい）れた... 私は慶応義塾の帰りがけ始めて久米君とこの閑地へ日和下駄を踏入れたの読み方
永井荷風「日和下駄」

...良人（りやうじん）久米正雄（くめまさを）ならずとも... 良人久米正雄ならずともの読み方
南部修太郎「麻雀を語る」

...久米の仙人が河童（かっぱ）だったら... 久米の仙人が河童だったらの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...菊池・久米・近経・樋口・小島と会食... 菊池・久米・近経・樋口・小島と会食の読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...那覇を開いたのは久米島（くめじま）の方を通ってくる北の航路が開始されてからであるが... 那覇を開いたのは久米島の方を通ってくる北の航路が開始されてからであるがの読み方
柳田国男「海上の道」

...最も近い久米赤島（くめあかしま）へも三十里という洋上の無人島... 最も近い久米赤島へも三十里という洋上の無人島の読み方
柳田国男「海上の道」

...曾て久米博士などの考へられた... 曾て久米博士などの考へられたの読み方
柳田國男「蒼海を望みて思ふ」

...だがお久米は諦（あきら）めなかった... だがお久米は諦めなかったの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...なんの用事があって来た？」「関久米之丞をたずねて参りました」ところへ...
吉川英治「江戸三国志」

...久米（くめの）仙人のように... 久米仙人のようにの読み方
吉川英治「親鸞」

...それら脂粉（しふん）の香（か）と絢爛（けんらん）な調度（ちょうど）にとりまかれている陶工久米一は... それら脂粉の香と絢爛な調度にとりまかれている陶工久米一はの読み方
吉川英治「増長天王」

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