...ちょっと」「久助さんですか」「はい」姿は見えないけれども久助に違いないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...じぶんが休んで家でねていたときに、みんなは八課ののこりと九課を習ったんだなと思うと、久助君は、今ここにみんなといっしょに読本をひらいて、先生のお話を聞いていながら、みんなの気持ちとなじめないものを感じた...
新美南吉 「嘘」
...久助君も最初から...
新美南吉 「嘘」
...しかし久助君には...
新美南吉 「嘘」
...久助君は百も知っていたのだ...
新美南吉 「嘘」
...久助君はそこに、ひとりの黄色いしごきをした少女を見た...
新美南吉 「嘘」
...知らないくせに久助君も思った...
新美南吉 「川」
...最初、久助君は、宝蔵倉(ほうぞうぐら)の前にいってみた、多分の期待をもって...
新美南吉 「久助君の話」
...久助君はまた草の先で...
新美南吉 「久助君の話」
...そして久助君の方にぶつかってきた...
新美南吉 「久助君の話」
...兵太郎君は久助君のすぐ前に立つと...
新美南吉 「久助君の話」
...さて何を考へよう、と久助君が、自分の耳をひつぱつたときに、じつにすばらしい考へのいとぐちがみつかつた...
新美南吉 「耳」
...学校でよくできる生徒かどうかといふことも久助君達にはわからなかつた...
新美南吉 「耳」
...学校から帰ると甘えん坊の久助君は...
新美南吉 「耳」
...蜻蛉(とんぼ)売りの久助というやつの家だった...
吉川英治 「江戸三国志」
...――しかしお姫(ひい)様、あなたと私と会ったのは、あれから今夜が初めてではございませんね」「私が甲州へゆく途中で、やはり、こんな深い谷あいで、大勢のものが集まって、祈祷(いのり)をあげていたのを見たことがあるわ」「その群のなかに、私の姿は見ませんでしたか」「ヨハンさん――と、あの時、思わず谷へ呼んだけれど」「まさかと、お信じなさらなかったでしょう、どう考えても、小石川の牢にいる私が、あんな所に祈祷(いのり)をあげているなどという理屈はありませんからね」「だけれど、あれから後(のち)、甲府の町で、蜻蛉(とんぼ)売りの久助という者から、いろんな話をすっかり聞いていたのだよ」「アア、久助...
吉川英治 「江戸三国志」
...「久助さんてば、嘘ばかりおいいだね...
吉川英治 「大岡越前」
...立ちよろめくのを久助があわてて抱き支えると、お袖は、久助の手へ、子を抱かせて、ひとり、よろよろと歩みはじめた...
吉川英治 「大岡越前」
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