...文久三年亥年(いどし)の三月十日の朝――安さんに伴(つ)れられて師匠に引き合わされました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それで戸籍(こせき)面の記載(きさい)では、文久三年に生れ、明治十年に十五歳で今橋三丁目浦門喜十郎の許(もと)から津村家へ嫁(とつ)ぎ、明治二十四年に二十九歳で死亡している...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...建久三年の頃叡山の根本中堂の安居(あんご)の結願に...
中里介山 「法然行伝」
...承久三年嵯峨の清涼寺が焼けたのをこの聖が造営した...
中里介山 「法然行伝」
...久三郎親子の反対を押し切って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久三郎は明神下の浪人者井田平十郎のところへ――」「變なところへ行くぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪人者立花久三郎の家に近づきました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このときから翌文久三年八・一五のクーデターまで京都における藩士尊攘派のヘゲモニーは微動もしなかった...
服部之総 「尊攘戦略史」
...文久三年六月、緒方先生不幸のとき、下谷(したや)の自宅出棺、駒込の寺に葬式執行(しっこう)のその時、上野山内を通行して、始めて上野と云う処を見た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...文久三年の五月からの名前で...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...文久三年九月に留守居となり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文久三年は蘭軒歿後第三十四年である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...文久三年の春であった...
森鴎外 「細木香以」
...久三郎はすぐに戻った...
山本周五郎 「花も刀も」
...「では二人はいっしょだろうか」「そうでしょうね」と、久三郎は頷いた、「昨夜お会いになったとき、二人で出奔するところだったのじゃありませんか」「ばかな男だ」幹太郎は発止と膝(ひざ)を打った、「まだ二十(はたち)という年で、才能も将来もあるのに、人の妻と駈落ちなどしてどうするつもりだ、これで一生がめちゃくちゃじゃないか、ばか者」ばか者と叫んだとき、幹太郎の眼から涙がこぼれおちた...
山本周五郎 「花も刀も」
...久三郎といっしょにはいって来て...
山本周五郎 「花も刀も」
...久三郎といっしょに渡辺の住居を訪ねた...
山本周五郎 「花も刀も」
...二長男の厳勝(としかつ)は先だち、その子久三郎は、朝鮮役で戦死し、次男の久斎、三男の徳斎、ふたりとも僧門に入ってしまうし、四男五郎右衛門は旅に果て、老齢の入道石舟斎の身辺も、ようやく、落寞(らくばく)として、さびしげなものがあった...
吉川英治 「剣の四君子」
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