...「主知主義」によって彼は何ごとにも理由をつけようとする...
...彼女は主知主義に信じ込んでいるため、感情に流されることが少ない...
...主知主義に似た考え方をする人たちがたくさんいる...
...彼は主知主義のせいで人間関係に苦しみ、孤独を感じているようだ...
...主知主義に基づいた判断をするためには、情報収集が重要である...
...合理的・主知的であることを見ねばならぬ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...日本の自然主義そのものからはフランスに於てのように科学主義も主知主義も社会観も出ては来なかった...
戸坂潤 「思想としての文学」
...モダーニズムは併し当然主知主義・新心理主義・新社会派・等々にまで分化発達した...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だから石版屋の方を客観的態度で主知主義とし...
夏目漱石 「創作家の態度」
...まずこれで客観、主観、主知、主感の解釈ができましたが、これは極めて単純なる経験について云う事で、その経験は一の全(まった)き経験でありますから、この経験に対する注意の向け方、すなわち態度一つで、こう両面に分解はできますようなものの、この両極端の態度を取って、いずれへか片づけなければならないように人間が出来上っていると思うのは中庸(ちゅうよう)を失した議論であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...其一つの原因は在來の心理學の主知論的傾向に在りはすまいか...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...むしろ主知主義が倫理上の幸福説と結び附くのがつねであることを思想の歴史は示している...
三木清 「人生論ノート」
...主知主義を扼殺(やくさつ)することは容易である...
三木清 「人生論ノート」
...今日の反主知主義の思想の殆どすべてはこのように幸福論を抹殺することから出発しているのである...
三木清 「人生論ノート」
...それは主知主義者の考える如く他のもろもろの心的活動がすべて鎮静に帰せられねばならぬということに限られない...
三木清 「哲学入門」
...そして主知主義的なギリシア哲学では愛は根本において認識に依存的な機能であったのに反し...
三木清 「哲学入門」
...** 現代の心理学もまた主知的傾向から自由でない...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...その主知主義的傾向にもかかわらず...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...その主知主義的傾向にも拘らず...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...また主我主義と主知主義...
柳宗悦 「工藝の道」
...多かれ少かれ主知主義の立場を占める...
柳宗悦 「工藝の道」
...主知に立つかぎり...
柳宗悦 「工藝の道」
...いかなる非情な主知主義者といえども持ち合せているにちがいないその感情――感情をパスカルは神の恩寵物だという...
横光利一 「夜の靴」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??