...「主知主義」によって彼は何ごとにも理由をつけようとする...
...彼女は主知主義に信じ込んでいるため、感情に流されることが少ない...
...主知主義に似た考え方をする人たちがたくさんいる...
...彼は主知主義のせいで人間関係に苦しみ、孤独を感じているようだ...
...主知主義に基づいた判断をするためには、情報収集が重要である...
...前にもモダーニズムに於ける感覚主義と合理主義(主知主義)と直観主義(新心理主義)とを挙げた...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ルネッサンス的主知主義が人の情趣的領域に数学的解釈を侵入せしめたことのもたらす誤謬が...
中井正一 「リズムの構造」
...主知主義と云って善(よ)かろうと思いますし...
夏目漱石 「創作家の態度」
...まずこれで客観、主観、主知、主感の解釈ができましたが、これは極めて単純なる経験について云う事で、その経験は一の全(まった)き経験でありますから、この経験に対する注意の向け方、すなわち態度一つで、こう両面に分解はできますようなものの、この両極端の態度を取って、いずれへか片づけなければならないように人間が出来上っていると思うのは中庸(ちゅうよう)を失した議論であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...客観(主知)と分けた以上は...
夏目漱石 「創作家の態度」
...これですべてを兼ねさせます)客観すなわち主知の方は以上の通りであるが...
夏目漱石 「創作家の態度」
...ところで芸術における「主観的」「客観的」もしくは「主情主義的」「主知主義的」ということは...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...そこで此主知論的な...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...此等の心理學は主知説的な色彩を多分に含んで居て...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...感情の本質を意識内容や心的働きや其双方に求める從來の大多數の考方は主知的感情論であると思ふ...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...むしろ主知主義が倫理上の幸福説と結び附くのがつねであることを思想の歴史は示してゐる...
三木清 「人生論ノート」
...今日の反主知主義の思想の殆どすべてはこのやうに幸福論を抹殺することから出發してゐるのである...
三木清 「人生論ノート」
...オプティミズムの根柢には合理主義或ひは主知主義がなければならぬ...
三木清 「人生論ノート」
...むしろ主知主義が倫理上の幸福説と結び附くのがつねであることを思想の歴史は示している...
三木清 「人生論ノート」
...主知主義者が真理を本質的に固定的なもの静的なものと考えるに反して...
三木清 「哲学入門」
...それは認識論において主知主義をとるか主意主義をとるかということとは差当り無関係である...
三木清 「哲学入門」
...そして主知主義的なギリシア哲学では愛は根本において認識に依存的な機能であったのに反し...
三木清 「哲学入門」
...多かれ少かれ主知主義の立場を占める...
柳宗悦 「工藝の道」
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