...田沼主殿頭(とのものかみ)には妙な好みがあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...その呪(まじな)ひの故(せゐ)か何(ど)うかは知らないが、主殿頭は、身分不相応に出世して、紀州藩の小役人から老中(らうぢゆう)にまでなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...なかには主殿頭の向ふを張つて...
薄田泣菫 「茶話」
...それは栗原主殿頭(とのものかみ)といふ男で...
薄田泣菫 「茶話」
...主殿頭はそれを見ると...
薄田泣菫 「茶話」
...己れはまだ主殿頭を知らないと見えるな...
薄田泣菫 「茶話」
...実際蝦蟇はまだ主殿頭を知らなかつたのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...」と主殿頭は顫(ふる)ひ顫ひ刀をひつこ抜いてみせた...
薄田泣菫 「茶話」
...日向守は先代主殿頭(とのものかみ)の養子でその時三十六...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...主殿頭総安(ふさやす)の息女で...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...何んと時の老中田沼主殿頭意次(たぬまとのものかみおきつぐ)の許(もと)だったのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...無事に貪婪(どんらん)な関所を通って田沼主殿頭の目に留まりました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その頃はもう田沼主殿頭の莫大な賄賂の取次は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...老中田沼主殿頭意次の倅若年寄山城守意知は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...昔将軍家治(いえはる)に取入(とりい)った田沼主殿頭意次(たぬまとのものかみおきつぐ)のように...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...これが田沼主殿頭意知(とのものかみおきとも)執政の間の聖堂である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...肥前国唐津の城主小笠原主殿頭長昌(とのものかみながまさ)に聘せられて九州に往つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...奥方は藤堂主殿頭(とものかみ)高(たかたけ)の女(むすめ)である...
森鴎外 「渋江抽斎」
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