...主家に招かれた。...
...私は主家に仕えることになった...
...主家の家宝が盗まれた...
...主家は古い家柄だ...
...主家と取引を始めた...
...主家の運命を影に負うて二十六年を盛衰の波に漂はせし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...その翌年の正月になって主家(しゅか)は改易(かいえき)になってしまった...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...同じ主家に奉公をした侍がこんな姿に落ちぶれているのは...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...地主家主のJさんもいつしよに...
種田山頭火 「其中日記」
...お千代も度々主家の書生や車夫などと夜がふけてからそっと屋敷を抜出(ぬけだ)して真暗(まっくら)な丸の内へ出掛けたが...
永井荷風 「ひかげの花」
...主家の本丸とは見ないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことに主家の落ち目を見捨てない下郎の志は一藩中の賞(ほ)めものでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...主家の忌中簾を見る一節など「新しすぎて凄い売家」とある「武玉川」の一句をおもいださずにはいられない...
正岡容 「我が圓朝研究」
...主家の其時の當主松平石見守乘穩(のりやす)が大番頭になつたので...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...主家に於ては義公光圀が致仕し...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...彼はそのために主家を浪人しなければならなかった...
山本周五郎 「雨あがる」
...その主家が、幕府とともに大逆の軍を催したとして、あなたは即座に京へはせのぼることができますか」伊兵衛は言句に詰った...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...ただ主家小寺家のためと...
吉川英治 「黒田如水」
...主家も郷家(さといえ)も失わせたそなたを...
吉川英治 「私本太平記」
...たずねさきが主家(しゅけ)を売って敵にはしった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...主家の継嗣(けいし)のこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...主家に殉じる志の輩だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのお使いなら、谷忠兵衛、ただちに、お旨(むね)をうけて、羽柴方へ交渉に参りましょう」一時は腹を立てたが、忠兵衛の言には、国を思い、主家を憂い、民を愛護する真実なものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
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