...仏教は賞罰を主宰する神を立てず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...それが立派な先生の主宰する塾に弟子入りしてる人でそうなのです...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...「産業時論」を主宰する横井時敬に有志たちが被害地の視察を乞うたのもこの頃である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自我が自我を主宰する...
大杉栄 「生の拡充」
...国民が国家のすべてを主宰することになれば...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...「ハウスホールド・ワーヅ誌」に代って創刊された同じく彼自身の主宰する週刊雑誌「オール・ジ・イア・ラウンド誌」上に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...日本の有名な理学博士の主宰する化学研究所に助手として働いている...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...友人松根東洋城(まつねとうようじょう)の主宰する俳句雑誌「渋柿」の巻頭第一ページに...
寺田寅彦 「柿の種」
...人情の円満なる進歩を主宰する上帝の摂理を仰望する活信を以て横溢(おういつ)するに比す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...台所の仕事から解放されてそれを逆に主宰するとは...
豊島与志雄 「未亡人」
...浮かびつつかつ主宰するのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...アンジョーラの主宰する群れにもすっかりはいり込みはしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...探偵小説は全篇機械より生まれたる神の主宰する一つの帰納論理の集合である...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...倫敦(ロンドン)の王立学会(ロイヤルソサイティー)で今日はラサフォードが原子核構造の討論会を主宰するというので...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...自分の主宰する雑誌「新しき道」にブラームスの発見を報告して...
野村胡堂 「楽聖物語」
...丁度その頃(明治四十四年末)北原白秋の主宰する「ザムボア」(朱欒)が創刊せられた...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...さらにさらにむらくのはなんと棄てばちな人間生活の切れはしをチラリチラリと見せていたものかなと思う(後註――こののち当代小柳枝はわが主宰する寄席文化向上会(大塚鈴本)にて...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...その後与謝野寛先生の主宰する新詩社に入り...
吉井勇 「老境なるかな」
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