...主唱者の中には私の名前もまじつているということを聞いた...
伊丹万作 「戦争責任者の問題」
...とにかくある主義または運動が主唱者の死刑によって大活動を始めたことは古今東西の歴史にその例が少くないのであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...さすがにこの連作の主唱者だけに...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...諸君、諸君が日本女子大学校を賛助せらるるは、一個の主唱者、一団の発起人に助力を与うるのではありません...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...老子荘子(そうじ)は共に南方人で新派の大主唱者であった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この語の主唱者及びそれぞれの方面の宣伝者追従者の心理を観察することも一つのしごとであろう...
津田左右吉 「日本精神について」
...プランクは物理学を人間の感覚から解放するという勇ましい喊声(かんせい)の主唱者であるが...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...デーモクリトスは先づ機械論的非目的論的宇宙觀の主唱者の好代表者であると言つて宜しい...
朝永三十郎 「學究漫録」
...座長で主役で主唱者だったように書いてあるが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...肺結核その他一般の慢性病の療法において抵抗療法の主唱者であり...
平林初之輔 「小酒井不木氏」
...絶対主義の主唱者とも言うべきカントが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...川柳真の主唱者たる翁は...
正岡容 「大正東京錦絵」
...自然主義主唱者側の評論を...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...そして主唱者の墜りやすい通弊として...
松永延造 「職工と微笑」
...近衛首相を主唱者として...
宮本百合子 「現実に立って」
...主唱者は兵部で、右京はそれにひきずられたらしい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...主唱者は、勿論、今川義元で、将来、覇業の大軍を率(ひき)いて、上洛するためには、駿河の背後にある北条と、側面の強国たる武田の二家とは、善隣の誼(よし)みを厚うしておく必要がぜひともある...
吉川英治 「新書太閤記」
...当日の主唱者であり...
吉川英治 「山浦清麿」
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