...夕方たづね来し花京君の主唱にて...
石川啄木 「閑天地」
...相呼應して主義の普及を圖るの計畫を爲し同年六月歸朝し直接行動論を主唱したるに始まるものにして...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...ロシアのヤソ教もフランスのヤソ教も英教も米教も混同して主唱するにあらず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...そうすると、平和の主唱者は、平和の攪乱者であったということになる...
大隈重信 「平和事業の将来」
...誰が主唱者であったかというと...
大隈重信 「平和事業の将来」
...老子荘子(そうじ)は共に南方人で新派の大主唱者であった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...この語の主唱者及びそれぞれの方面の宣伝者追従者の心理を観察することも一つのしごとであろう...
津田左右吉 「日本精神について」
...それまではこの世における颱風の存在などは忘れていたらしく見える政治界経済界の有力な方々が急に颱風並びにそれに聯関した現象による災害の防止法を科学的に研究しなければならないということを主唱するようになり...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...デーモクリトスは先づ機械論的非目的論的宇宙觀の主唱者の好代表者であると言つて宜しい...
朝永三十郎 「學究漫録」
...超現実主義の主唱者アンドレ・ブルトンは...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...やはり私の父などが多少漢学の智識があったのでこれらの学者を登用した主唱者らしく思われる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...人間的要素からの離脱が自然科学の理想であるというプランクなどの主唱を...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...」仏教排斥の主唱者...
蜷川新 「天皇」
...水戸斉昭(なりあき)に主唱された...
服部之総 「尊攘戦略史」
...中には善いと知ってもアイツの主唱だからムシが好かんと感情的に賛成しなかった人もあったであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...川柳真の主唱者たる翁は...
正岡容 「大正東京錦絵」
...そして主唱者の墜りやすい通弊として...
松永延造 「職工と微笑」
...史蹟天然物保存会の主唱するところなれば...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
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