...着物姿に丸髷を結っている女性がいた...
...今度の舞台の衣装は丸髷を付ける予定だ...
...丸髷がとれてしまい、髪が崩れた...
...昔は丸髷が一般的だったが、今はあまり見かけない...
...丸髷を結ぶのが苦手で、いつも崩れてしまう...
...そうしてこの根(ね)の抜けた丸髷(まるまげ)に...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...どこか玄人(くろうと)じみたきれいな丸髷(まるまげ)の女が着飾って...
有島武郎 「或る女」
...二十五年前には日本の島田や丸髷の目方が何十匁とか何百匁とかあって衛生上害があるという理由で束髪が行われ初め...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...と、其の時、傍にいた丸髷の、これも腰から下のない女が起ちあがった...
田中貢太郎 「円朝の牡丹燈籠」
...かれ等の前には肥つた半白の父親と背の低い丸髷の母親とが並んで歩いて行つてゐた...
田山録弥 「草みち」
...来た当座丸髷(まるまげ)に結って...
徳田秋声 「足迹」
...丸髷(まるまげ)に結って居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...つややかな丸髷(まるまげ)に結(ゆ)ってうす色の珊瑚の玉をさしていた...
中勘助 「小品四つ」
...その透きとおる襖をとおして彼方(かなた)の室を見ると(この時は竜之助のみがそれを見るのです)そこに丸髷(まるまげ)に小紋を着た女房が一人...
中里介山 「大菩薩峠」
...大丸髷(おおまるまげ)に黒の紋つきを着て...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここに群がっている丸髷(まるまげ)のうちのどれか一つに相違ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして丸髷(まるまげ)に結って...
中里介山 「大菩薩峠」
...つづいて近頃ようやく丸髷(まるまげ)に結い出したお延(のぶ)の顔が眼の前に動いた...
夏目漱石 「明暗」
...昨夕の彼は丸髷(まるまげ)の女に驚ろかされるまではむしろ無邪気であった...
夏目漱石 「明暗」
...大丸髷(おおまるまげ)の赤い手絡(てがら)が可笑(おか)しいくらいなお静が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ほつれ毛もないようなあの丸髷(まるまげ)は空しくつぶされ...
本庄陸男 「石狩川」
...それも真白な髪を小さい丸髷(まるまげ)に結(い)っていて...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...急に流れこむ外の光線をうけてまぶしげな微笑を含んでいる女の半身――見ると蔵前風(くらまえふう)な丸髷(まるまげ)くずしに被布(ひふ)を着て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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