...ビルマ人は丸腰で為す術がなかった...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「象を撃つ」
...きょうは丸腰にされて揚屋(あがりや)の板敷の上...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...隣家の往来などには丸腰(まるごし)(無刀のこと)なるもあり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...夫(そ)れ切(ぎ)り双刀を廃して丸腰になると...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...武士の魂と云う双刀を棄(す)てゝ丸腰になる事なり...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私は丸腰だ」おそらく何か不安になったのだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...奴ら丸腰だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...丸腰に近い姿を哀(かな)しんでいたのである...
本庄陸男 「石狩川」
...其中に或侍が丸腰で隣家へ棋を打ちに行つてゐたとき...
森鴎外 「金貨」
...利章は丸腰で著席した...
森鴎外 「栗山大膳」
...丸腰でいかにもしどけない姿でいなければならないこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...能登は丸腰だった...
吉川英治 「私本太平記」
...すると当然、腰の戒刀(かいとう)と錫杖(しゃくじょう)も「……お預かりを」という奥向きの侍に、つい預けるほかなくなってしまい、丸腰となって、さらに中廊下を深く一殿の内へ通された...
吉川英治 「新・水滸伝」
...丸腰の空身になると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...情けない、丸腰になった、男の姿を――...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...「丸腰の某(それがし)を...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...先を急ぐ政右衛門が何ゆえにこの場所で丸腰の策略を使わねばならぬかは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ただ丸腰であるゆえに町人たることを証し得るであろうか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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