...丸腰も本意でないようだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...きょうは丸腰にされて揚屋(あがりや)の板敷の上...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...隣家の往来などには丸腰(まるごし)(無刀のこと)なるもあり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...たゞ丸腰にならぬ丈(だ)けの事であったから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...夫(そ)れ切(ぎ)り双刀を廃して丸腰になると...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一夕例の丸腰で二...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その時から大小を棄(す)てゝ丸腰になって仕舞(しま)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私は丸腰だ」おそらく何か不安になったのだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...お前は丸腰だし、私は折りたたみナイフすら持ってない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...誰が未開地のど真ん中へ丸腰で行くか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...丸腰の男をやみ打ちするか」ラリが素早く向きを変え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...どうやって? 丸腰ですよ」「手はある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...其中に或侍が丸腰で隣家へ棋を打ちに行つてゐたとき...
森鴎外 「金貨」
...丸腰でいかにもしどけない姿でいなければならないこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...将来の参考に見せてやろう」「ありがとう御座います」二人は丸腰のまま応接間をソッと出て...
夢野久作 「二重心臓」
...駒寄せ桜の下に丸腰の男が低く腰を折っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...すると当然、腰の戒刀(かいとう)と錫杖(しゃくじょう)も「……お預かりを」という奥向きの侍に、つい預けるほかなくなってしまい、丸腰となって、さらに中廊下を深く一殿の内へ通された...
吉川英治 「新・水滸伝」
...丸腰の空身になると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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