...もっとも馴染(なじみ)の相談も串戯(じょうだん)ではないのだけれども...
泉鏡花 「婦系図」
...小串町まで出かけて買物をする...
種田山頭火 「行乞記」
...「十九串(くし)ある」「やすかっただ...
田山花袋 「田舎教師」
...諸侯を連串(れんせん)するの鉄鎖となり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...千住(せんじゅ)の名産寒鮒(かんぶな)の雀焼に川海老(かわえび)の串焼(くしやき)と今戸(いまど)名物の甘い甘い柚味噌(ゆずみそ)は...
永井荷風 「妾宅」
...がんりきは手を伸ばして鮎を一串抜き取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...晝小豆飯とヤマべ一串...
長塚節 「十日間」
...有がたう御座いますと濟まして行く顏つき背さへあれば人串戲とて恕すまじけれど...
樋口一葉 「わかれ道」
...五寸ばかりの雑魚(ざこ)を葛(くず)に串(つらぬ)いて売つて居る...
正岡子規 「墨汁一滴」
...串を抜く...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...楯と鎧をきた武士とをもろともに串刺しにしたそうだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その肉と皮の間を幾カ所もさいてそこに串(くし)を刺した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...立ちどころに串ざしにされたり首をはねられたりするからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...矢を串と称する今一つの証拠は...
柳田國男 「地名の研究」
...九州では薩摩串木野の冠岳(かんむりだけ)(西)神社など...
柳田国男 「年中行事覚書」
...踏んだ魚を女串で刺し...
山本周五郎 「青べか物語」
...「今日は鶉(うずら)の串焼きのうまいのがあるのよ」「刺身だ」と房二郎は手酌で一つ飲みながら云った...
山本周五郎 「へちまの木」
...玉串(たまぐし)がささげられる...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索