...洒落(しゃれ)や串戯(じょうだん)じゃあねえんでございます...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...串戯(じょうだん)はよして...
泉鏡花 「女客」
...そんな夢が見られましょう――なんて串戯(じょうだん)云うから...
泉鏡花 「婦系図」
...串本から東京に出てきている人を...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...蛙(かえる)の焼串や毒茸(どくきのこ)などを食べて成長し...
太宰治 「ろまん燈籠」
...御兄弟をさえ串ざしになされたおん身をもって...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...串(くし)ざしにした日干しの貝類を並べて...
永井荷風 「監獄署の裏」
...その二串を分けて与八の前に捧げた子供がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これで晩飯の御馳走をして上げる」湖魚を串にさして...
中里介山 「大菩薩峠」
...此處で力餠といふのを團子のやうに串へ立てゝ賣つて居る...
長塚節 「旅行に就いて」
...白犬の首を切って竹串で小田巻直次郎の胴に継いだものだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...嘘では無いか串談(じようだん)では無いか...
樋口一葉 「わかれ道」
...イワシたちは眼を串刺しにされ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...手足が痩せて腹ばかり膨れて無闇に食物を欲しがりますがあれもやっぱり脂肪分欠乏営養不足ですから鰻の小串(こぐし)を小さく切って毎日位に食べさせると軽いのは直(じ)きに癒(なお)るといいます...
村井弦斎 「食道楽」
...新粉(しんこ)を小さく切って扇形に串へさし...
山本笑月 「明治世相百話」
...あぶなく串刺(くしざ)しになるところを...
吉川英治 「江戸三国志」
...……そういえば、今、店に休んでいらっしゃる御武家の御子息が眼が悪いので、足助村か、中之御所に、眼医者の上手があるかって訊ねておいでなすったが、お前、知らないかい」針屋は、小鳥の串を、横に咥(くわ)えながら、「それや、足助村の香積寺(こうせきじ)に泊ってる坊さんだろう...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...投げ槍に串刺しにされて...
吉川英治 「三国志」
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