...物を中途半端に扱うのは彼女の一生の得意芸であり...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...規則正しく通へないため治療が中途半端になりがちのところへ...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...彼等は何でも中途半端にして置くと云うことはない...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...資本論の飜訳も中途半端になっている時だったから...
戸坂潤 「社会時評」
...私は中途半端に飲んだ時とか...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...中途半端に読んでゆき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうせ中途半端になる...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...この時の北大の講義が中途半端になったからといって...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...本は?」「本もお読みになるでしょう」と中途半端に答えた彼女は...
夏目漱石 「明暗」
...その感情や智慧を中途半端に運ばせている芝居にも猶かつこの様にその心と眼とをひきつけるものを含んでいる女の生活とは...
宮本百合子 「雨の昼」
...中途半端にしか考えて来ませんでした」「若し生活の一片毎に誠実であろうとしたならば...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...私という人物がこれまで中途半端にしか生活もせず考えもせずに暮して来たという自嘲自責で身をよじっているとき...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...一番もっと伺いたくて中途半端になっていたXのこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし双方が二つながら中途半端に――つまり失敗しているために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...中途半端に良心的になつたりすると...
三好十郎 「肌の匂い」
...どうしても着物は中途半端にならざるを得ない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...二つとも中途半端になっちゃって...
山本周五郎 「思い違い物語」
...そのため評定が中途半端にされたり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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