...資本論の飜訳も中途半端になっている時だったから...
戸坂潤 「社会時評」
...私は中途半端に飲んだ時とか...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...中途半端にいい加減に飲むという気は...
豊島与志雄 「霧の中」
...どうせ中途半端になる...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...この時の北大の講義が中途半端になったからといって...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...中途半端に紛(まぎ)らかしていた...
夏目漱石 「坑夫」
...代助に云わせると、親爺の考えは、万事中途半端に、或物を独り勝手に断定してから出立(しゅったつ)するんだから、毫(ごう)も根本的の意義を有していない...
夏目漱石 「それから」
...まだ方(かた)のつかない未来を中途半端に仕切ってしまった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...本は?」「本もお読みになるでしょう」と中途半端に答えた彼女は...
夏目漱石 「明暗」
...中途半端になるやないか」「殊勝らしい顔して...
火野葦平 「花と龍」
...中途半端に細かくて...
宮本百合子 「犬三態」
...中途半端にしか考えて来ませんでした」「若し生活の一片毎に誠実であろうとしたならば...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...予約ものを中途半端にしたりしてすこしけしからぬことになりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうしても着物は中途半端にならざるを得ない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...時刻は中途半端になったが...
山本周五郎 「雨あがる」
...二つとも中途半端になっちゃって...
山本周五郎 「思い違い物語」
...そのため評定が中途半端にされたり...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どっちも中途半端になるからだった...
吉川英治 「随筆 新平家」
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