...最後の隠れ家は駒込(こまごめ)の伝中辺だと聞いたが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...例の案内人に大きなトランクを持たせて、晴ればれした顔をしながら、真ン中辺を、だんだんこちらへやって来る...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...鶯や御幸(みゆき)の輿(こし)もゆるめけん昭和八年四月十二日中辺路(なかへち)を経て田辺に至る...
高浜虚子 「五百句」
...中辺路懐古...
高浜虚子 「五百句」
...中辺の中流階級に属していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...然しこの書は明治十年西南戦争の平定した後凱旋の兵士が除隊の命を待つ間一時谷中辺の寺院に宿泊していた事を記述し...
永井荷風 「上野」
...なおよく見ると洞穴の真中辺に...
中里介山 「大菩薩峠」
...中辺のところは乳あたりまで浸して悠々と横行し...
中里介山 「大菩薩峠」
...「するとちょうど真中辺(まんなかへん)だね...
夏目漱石 「明暗」
...人差指で柱の真中辺を二三度強く突いて見た...
林芙美子 「清貧の書」
...暖炉前飾(マントルピース)の真ん中辺のすぐ下のところにある真鍮(しんちゅう)の小さなツマミから...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...マウント・モウリス町からブレント入江(クリイク)に至る一哩程のディクシイ国道の真ん中辺のところに...
牧逸馬 「双面獣」
...オウオソとフリントの間の真ん中辺へ来た時である...
牧逸馬 「双面獣」
...成吉思汗(ジンギスカン)あの、ほら、真ん中辺に、こんな大きな樹が三本立ってる森さ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...その後注意して見れば備前・備中辺では塚の事を「クロ」といって...
柳田國男 「名字の話」
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