...日本は徳川時代に中興しました...
...明治時代には新たな中興が起こった...
...経済が停滞していた地域には中興企業が生まれた...
...彼の登場によって、その業界は中興された...
...彼が率いる新党は、国政を中興するべく結成された...
...中興は慈運律師云々と書いたところで大した面白味もなかろうが...
石川欣一 「山を思う」
...建武の中興となつた...
太宰治 「津軽」
...むずかしい顔をした本寺(ほんじ)中興(ちゅうこう)の僧の木像がすえてあった...
田山花袋 「田舎教師」
...しかしてこの衰勢を挽回(ばんかい)せしめたるものは実に役者絵中興の祖と称せらるる勝川春章(かつかわしゅんしょう)なりとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...清長は浮世絵発達の歴史上その創始者なる菱川師宣(ひしかわもろのぶ)また錦絵の発明者なる中興の祖鈴木春信(すずきはるのぶ)と並びてこれらの三大時期を区別せしむべき最も重要なる地位を占む...
永井荷風 「江戸芸術論」
...ここに甲源一刀流の一派を開き関東武術の中興と謳(うた)われたので...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついに建武中興をくつがえしたように...
中里介山 「大菩薩峠」
...次の時代を中興の時代とするはよいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「中興の食行様(じきぎょうさま)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...中興の政府は、天皇の政府なるを以て、万事様式を正うし、飾を要するものあり、故に官省新築せざる可らず、宮殿新設せざるべからず、是に随い、無用の土木盛に起り、官庫空乏、紙幣を発行するも償う能はずして、終に日本国総ての地頭、御家人の所得二十分の一を課して、之れに充るに至れり、其他武家の法制は、悉く廃絶せられ、武土の慣習は、皆な賤蔑せられ、政令朝夕に改まりしかば、貯産も頼むに足らず、勲功も訴ふるに処なくして、諸人安き思はなかりけり、(梅松論に曰く、今の例は、音の新儀なり、朕の新儀は、未来の先例たるべしとて、新なる勅裁漸ゝ聞えけり...
蜷川新 「天皇」
...涙香こそは大衆小説中興の祖であり...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...建武中興から始まったいわゆる南北朝の争いは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...河内の道明寺中興住持の尼...
南方熊楠 「十二支考」
...(中略)無幾王室中興(いくばくもなくわうしつちゆうこうす)...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...いまの天子をのぞいて、他の徳のある天子を立てようと」「お待ちなさい」荀はあわてて、彼の激語をさえぎりながら、「いかにも、許都の中興は、一にあなたの勲(いさおし)にちがいありません...
吉川英治 「三国志」
...“中興ノ新儀”だの“復古ノ御新政”などと謳(うた)ったところで...
吉川英治 「私本太平記」
...六月七日のようなこともある」「二度とあってはなりませぬ」「王政の中興を...
吉川英治 「私本太平記」
...剣法中興の人と伝えられている天真正伝神道流の飯篠長威斎(いいささちょういさい)などいう人々は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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