...河鹿(かじか)鳴くなる中津川の淺瀬に跨り...
石川啄木 「葬列」
...中津(なかつ)の米を江戸へ積んで...
泉鏡花 「印度更紗」
...中津(なかつ)へかえってきたわけだけどね...
高山毅 「福沢諭吉」
...中津(なかつ)のいとこから...
高山毅 「福沢諭吉」
...中津(なかつ)によってくるのが道(みち)のじゅんというものだ...
高山毅 「福沢諭吉」
...あるだけの酒飲んで別れたが(星城子君に)眼が見えない風の道を辿る・十一月二十二日のぬかるみをふむ(歩々到着)・夜ふけの甘い物をいたゞく(四有三居)傷づいた手に陽をあてる晴れきつて真昼の憂欝はじめての鰒のうまさの今日(中津)ボタ山ならんでゐる陽がぬくい・ひとすぢに水ながれてゐる・重いドアあけて誰もゐない枯野...
種田山頭火 「行乞記」
...酒に酔って、銀座裏を歩いていて、ちょっと、或る小さな飲み屋にはいると、中津君が、これも一人で、飲んでいました...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...中津君はすっかり相場で外れたが...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...すでに中津にも旧知事の分禄(ぶんろく)と旧官員の周旋(しゅうせん)とによりて一校を立て...
福沢諭吉 「旧藩情」
...けだし慶応義塾の社員は中津の旧藩士族に出(いず)る者多しといえども...
福沢諭吉 「旧藩情」
...中津の外に日本あり...
福沢諭吉 「旧藩情」
...有合(ありあい)の着物を着せるから自然中津の風とは違わなければならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「貴様は中津に帰れ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ソコデ以(もっ)て中津の有志者即(すなわ)ち暗殺者は...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...私が中津(なかつ)の学校を視察に行き...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...これも中津川へ著いて...
森鴎外 「栗山大膳」
...イスンカ伯耆(ほうき)中津の山村などには...
柳田國男 「食料名彙」
...十文字峠の尾根を下りながら左手の澤の底にその水音ばかりは聞いて來た中津川といふがあり...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索