...騒音が多くて、授業中気が散る学生が多い...
...恐怖人事を聞かされてから、彼は一日中気が滅入っていた...
...竹割り一座というのは聞いていた」「虎太夫は中気で...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...年中気温が摂氏二十五度を下がる事がなかったとする...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...もし悪く描けた日はその日中気持が悪いと云ふことで...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...先代の御主人は中気(ちゅうき)で亡くなりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...石原の利助兄哥は中気で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中気が当ったといっても半歳ほど前のことで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心と身体を使いすぎて二度目の中気にやられた」「なるほどね」「その後へお半が行って脇差の始末をし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...偽の中気病(ちゅうきや)みになって居たことがあるから一応は釜六も疑って見たのさ」「念(ねん)の入ったことですね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中気の病人が付き纏(まと)って居るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...道中気をつけて行って下さい」「ありがとうございます」と主婦は答えた...
本庄陸男 「石狩川」
...みんなが自分に中気のけがあると信じている...
山本周五郎 「追いついた夢」
...「中気の垂れ流しと...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...血統(すじ)を引いた俺も中気でポックリ死なんとは限らん...
夢野久作 「近世快人伝」
...そうして中気(ちゅうき)病みのようにわななく手を左のポケットに突込んで...
夢野久作 「暗黒公使」
...……しかも彼(か)の『物を考える脳髄』が今日まで、幽霊、妖怪、幻覚錯覚、精神異状、泣き中気(ちゅうき)、笑い中気、夢中遊行、朦朧(もうろう)状態なぞいうあらゆる超科学的、もしくは超説明的な怪現象を演出して、全世界の科学者の脳髄をドン底まで飜弄して来たモノスゴイ手品の種シカケは、実にこの簡単明瞭な第三条の規約の逆用そのものに外ならなかったのである...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これが俗に『笑い中気』という奴で『怒り中気』でも『泣き中気』でも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...途中気をつけてやってくれい」「たいそうお美しくっていらっしゃいます」「いや...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...……鳩山君が俺に譲れ譲れというのを「大切なお役を中気病みに任せられるか」と云って大層憎まれてね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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