...騒音が多くて、授業中気が散る学生が多い...
...恐怖人事を聞かされてから、彼は一日中気が滅入っていた...
...それは正しく中気が出たのだ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...まるで中気(ちゅうき)のような工合になって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...殊に国定忠治の中気の場...
中里介山 「生前身後の事」
...中気(ちゅうき)をわずらって永らく床に就いています...
中里介山 「大菩薩峠」
...柿の木から落っこちると中気になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...――中気病みは誰にでも真似が出来るし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先代の御主人は中気(ちゅうき)で亡くなりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一晩中気分が重っくるしくって...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...道中気をつけて行って下さい」「ありがとうございます」と主婦は答えた...
本庄陸男 「石狩川」
...私の復讐心は何故もっと強烈に燃え上らないのか? 私は実に自分が中気病みででもあるかの如く...
松永延造 「職工と微笑」
...こんな工合で中気病みを続けた丈なのである...
松永延造 「職工と微笑」
...その夕方(何年か前の)中気になったお婆さんがあったでしょう? そのお嫁さんが今病気全快して店にいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...福岡に(入りぐち)おりをという寺があって中気のための名灸がある由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やはり一人きりで二六時中気をはっている生活と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...吾之未受中気以生之前...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...そうして中気(ちゅうき)病みのようにわななく手を左のポケットに突込んで...
夢野久作 「暗黒公使」
...痛切なところでは俗に所謂(いわゆる)『泣き中気(ちゅうき)』とか『笑い中気』とかいうのがある...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……鳩山君が俺に譲れ譲れというのを「大切なお役を中気病みに任せられるか」と云って大層憎まれてね...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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