...しかしながら渡瀬はそれしきのことで自分の仕事を中止する気にはなれなかった...
有島武郎 「星座」
...作業を中止するに至ったのである...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...その三分の一のところで中止するのやむなき事態にいたった...
海野十三 「怪星ガン」
...五日前になって自分は差支が出来て中止することとなった...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...本員等又政府に對する質問は暫く枉げて中止することゝし...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...ちょうど来客でもあってやむを得ず中止する時には...
寺田寅彦 「自画像」
...科学者が利口になると科学は進歩を中止する...
寺田寅彦 「スパーク」
...工学者や軍人だけで土地を選定しいよいよ工事を始めてみると気象方面の不都合な点が出て来て中止する事となり...
寺田寅彦 「戦争と気象学」
...瞬く隙も戰鬪を中止することあらざらん...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「以来もはや濃霧のために作戦を中止するなどの必要は解消した...
中谷宇吉郎 「霧を消す話」
...日本はその民主制を中止することは...
蜷川新 「天皇」
...自分達に肥料の必要でない時には中止する...
火野葦平 「糞尿譚」
...中止することにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...姑(しばら)く此研究を中止する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...損を續けて中止する者が多い...
柳田國男 「瀬戸内海の島々」
...七日を過ぎてなお発見しえぬ場合にもはや還らぬ者としてその方法を中止する風もある...
柳田国男 「山の人生」
...新年松の内のみこの研究を中止する習慣は...
横光利一 「欧洲紀行」
...エロアは朗読を中止する...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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