...このように自己中心的な感じ方をする男なのです...
梅崎春生 「Sの背中」
...中心的な神殿はエピダウロスにあり...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...その中心的な色彩をモンタージュ的な連結推移のリズムによって進行させて行かなければなるまいと思われる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...――文化社会学は(ドイツに於ける)社会学の最も中心的な課題であり又最も尖鋭な形態である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...科学論――方法論――の中心的な形態となるであろうと云うのである...
戸坂潤 「科学方法論」
...その中心的な根柢的な規定となるだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...自己中心的な孤立した精神の人々であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の強烈な自己中心的な感情との混合体である...
中島敦 「斗南先生」
...現代においては社会に対する技術が中心的な問題になっているということができるであろう...
三木清 「哲学入門」
...人間中心的なる世界である...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...大感動が中心的な動機となっていたのであるが)日本詩歌のリズムの研究が...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...それの可能な条件を少しずつでもより多くと生きてゆくことが中心的な努力であるようです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その次の時までの私の生活の全内容というものを最も中心的なものに総括して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さもないとそれぞれの時代の人間生きかたについての中心的な観念がいきなり辿られることになって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは現代人としての中心的なものへの刺戟をすこしも与えないだけでなく...
三好十郎 「恐怖の季節」
...現代がそのために力闘している中心的な課題に向って演劇の光線を当てて眺めようとするようなエッセイの半かけらも...
三好十郎 「恐怖の季節」
...また以後の英米の学者の方法などを採用なさっているところはかなりありますが基本的なまた中心的なものはマルクシズムではないでしょうか...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...それは全くいやな仕事でしかもそのいやな部分を誰か一人がいつもしていなければ家全体の生活が廻らぬという中心的な部分に私がいるので実は家の中心が細君にはなく私にあるのだがそんなことをいったっていやな仕事をする奴は使い道のない奴だからこそだとばかり思っている人間の集りだから黙っているより仕方がないと思っていた...
横光利一 「機械」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??