例文・使い方一覧でみる「中形」の意味

...「中形」は熟語ではありません... 「中形」は熟語ではありませんの読み方

...中形の浴衣に淡紅色の扱帶しどけなく... 中形の浴衣に淡紅色の扱帶しどけなくの読み方
阿部次郎「三太郎の日記　第一」

...中形の浴衣をかさねているところは盛装とも思われず... 中形の浴衣をかさねているところは盛装とも思われずの読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...銀座の散歩に仕立おろしの中形浴衣を引かけた十六七の娘はまるで日本キモノをアメリカ娘がつんつるてんに着たといつた恰好である...
竹久夢二「砂がき」

...見覺えのある圖按の中形をきてあるく二人の女を見た... 見覺えのある圖按の中形をきてあるく二人の女を見たの読み方
竹久夢二「砂がき」

...中形の浴衣（ゆかた）に... 中形の浴衣にの読み方
徳田秋声「足迹」

...中形（ちゅうがた）のくしゃくしゃになった寝衣（ねまき）に... 中形のくしゃくしゃになった寝衣にの読み方
徳田秋声「あらくれ」

...文反古（ふみほご）にて腰張（こしばり）せる壁には中形（ちゅうがた）の浴衣（ゆかた）かかりて... 文反古にて腰張せる壁には中形の浴衣かかりての読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...団十郎縞（だんじゅうろうじま）の中に丁子車（ちょうじぐるま）を入れた中形（ちゅうがた）の浴衣（ゆかた）も涼しげに... 団十郎縞の中に丁子車を入れた中形の浴衣も涼しげにの読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...中形の浴衣に糸巻崩（いとまきくず）し昼夜帯（ちゅうやおび）の引掛（ひっかけ）という様子なり物言いなり仲町（なかちょう）の妓（はおり）と思う人はあるかも知れぬが... 中形の浴衣に糸巻崩し昼夜帯の引掛という様子なり物言いなり仲町の妓と思う人はあるかも知れぬがの読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...中形の浴衣に仕立直しの半帶をきちんと締めたおかみさんである... 中形の浴衣に仕立直しの半帶をきちんと締めたおかみさんであるの読み方
永井荷風「羊羹」

...中形の浴衣の上には白い胸掛を掩うて居る... 中形の浴衣の上には白い胸掛を掩うて居るの読み方
長塚節「おふさ」

...廉物（やすもの）ではあるが中形（ちうがた）の浴衣地（ゆかたぢ）も拵（こしら）へて貰（もら）つた... 廉物ではあるが中形の浴衣地も拵へて貰つたの読み方
長塚節「土」

...これは風俗上の問題から中形の浴衣か何かを着せて... これは風俗上の問題から中形の浴衣か何かを着せての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...形ばかりですが錆び付いた中形の海老錠（えびじょう）がおりております... 形ばかりですが錆び付いた中形の海老錠がおりておりますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...朝顏を染めた中形の浴衣を着たまゝで」「何にか心當りはないのか」「物心のつく前から...
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...浴衣は秋草を染め出した中形で... 浴衣は秋草を染め出した中形での読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...楽屋模様の中形（ちゅうがた）の前を繕いながら... 楽屋模様の中形の前を繕いながらの読み方
牧逸馬「助五郎余罪」

...古びた中形（ちゅうがた）木綿の単物（ひとえもの）に... 古びた中形木綿の単物にの読み方
森鴎外「護持院原の敵討」

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