...彼は中年増と呼べるほど太った...
...最近、中年増が気になってきた...
...あの人は中年増だけど、運動が好きで元気そう...
...最近中年増の人が多いのは、ストレスや不規則な生活が原因だと言われている...
...食べ過ぎと運動不足が原因で中年増になってしまった...
...髪も容(かたち)もすっきりした中年増(ちゅうどしま)...
泉鏡花 「女客」
...――大阪のある芸者――中年増(ちゅうどしま)であった――がその色男を尋ねて上京し...
岩野泡鳴 「耽溺」
...為永(ためなが)の中本(ちゅうほん)に出て来そうな仇(あだ)な中年増(ちゅうどしま)を想像しては能く噂(うわさ)をしていたが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...二の中年増(ちゅうどしま)であり...
徳田秋声 「縮図」
...「黒さん」楽屋へ来たのは洗い髪の中年増(ちゅうどしま)...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの凄いほど美しい中年増に紛れもなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二十七八の中年増ですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「何んな人だ」「女の人ですよ」「女? をかしいなア」「親分もお安くねえぜ、奢(おご)らなくちやいけませんよ」「馬鹿な事を言へツ」五女客と言ふのは、二十四、五の中年増、眉の跡(あと)も青々とした、凄いほどの美人ですが、小辨慶(こべんけい)の單衣はひどく潮垂(しほた)れて世帶くづしの繻子(しゆす)の帶にも少しばかり山が入つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それに主人新三郎の遠縁に当る美しい中年増のお吉(きち)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今の中年増もこの家の者だとすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お紋といふ二十二三の中年増でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眉毛(まゆげ)をとった中年増(ちゅうどしま)の女房(おかみ)さんと...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...中年増の声――いくらか寝むたげである...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...中年増が僕に問うた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...中年増(ちゅうどしま)のはきはきした女房が出て...
山本周五郎 「風流太平記」
...中年増の女があらわれて...
山本周五郎 「風流太平記」
...その中年増の女はそんなふうに云って...
山本周五郎 「風流太平記」
...この沢茂の名を思えばこそ」「まあ親方」と中年増(ちゅうどしま)の女が出て来た...
山本周五郎 「へちまの木」
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