...あの総てが中屋敷であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そこで上屋敷にいた者も一時は君侯はじめ中屋敷の方に住まって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私の中屋敷から愛宕下の上屋敷へ行くのには...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その向うは牧野越中守の中屋敷...
中里介山 「大菩薩峠」
...中屋敷はまことに竃(かま)の中に投げ込んだ一片の木の葉としか見えませんでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...明日にもお前を屋敷に引取ろう」「お屋敷と仰(おっ)しゃるのは」「松永町の焼けたのは中屋敷...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...新銭座(しんせんざ)の有馬(ありま)の中屋敷が売物になると人の話を聞(きい)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...丸山は中屋敷である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翌二十三日は浜町中屋敷の当直の日であったのを...
森鴎外 「渋江抽斎」
...夙(はや)くも浜町中屋敷の津軽信順(のぶゆき)に近習として仕えることになった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...信順(のぶゆき)が浜町中屋敷において...
森鴎外 「渋江抽斎」
...江戸の中屋敷に馬場なども設けたが...
山本周五郎 「竹柏記」
...成信は江戸の京橋木挽町(こびきちょう)にある中屋敷にいた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...ああ江戸の中屋敷にいた男か...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...唯今はお中屋敷におられる...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...麻布の中屋敷へはいるつもりである...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...宵に中屋敷へ行っていて...
吉川英治 「剣難女難」
...どこへの他出か』『上杉家の中屋敷――帰りも本所までも尾(つ)けて見届けたが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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