...たかあしの膳(ぜん)に菓子盛り紅葉寺(もみじでら)坂少し下りて中堂(ちゅうどう)薄紅葉十月十五日 日本探勝会...
高浜虚子 「五百五十句」
...これは中堂へ火が掛かったのであって...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これを潜(くぐ)って中堂がありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...根本中堂(こんぽんちゅうどう)の方から...
中里介山 「大菩薩峠」
...建久三年の頃叡山の根本中堂の安居(あんご)の結願に...
中里介山 「法然行伝」
...年がら年中堂々回りのお祭り気分で有頂天――」それは博士の言葉ではない――「愛と光りを吹き消す翼(メフイストフエレイス)」の...
牧野信一 「ゾイラス」
...やがて中堂の裏門の方へ走っていた...
吉川英治 「大岡越前」
...曹操のいる中堂の入口まで来ると...
吉川英治 「三国志」
...眼にふれた千種(ちぐさ)の薬を百首の歌に詠(よ)み入れた『天台採薬歌(てんだいさいやっか)』という冊子(さっし)が中堂に所蔵されていたと聞いたことがあるので...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっとも、新座主(ざす)の登岳は、今日ということに、半月も前から叡山へは通牒(つうちょう)してあるので、それを違(たが)えれば、中堂の人々や、一山の大衆に多大な手ちがいをかけなければならないから、「では」と、供の者も、強(た)ってとは、止めることもしなかった...
吉川英治 「親鸞」
...中堂の御房(ごぼう)の式台へ...
吉川英治 「親鸞」
...今日は、根本中堂で、範宴(はんえん)少納言の授戒(じゅかい)入壇式が、おごそかに上げられる日だ」「吾々も、これから、阿闍梨(あじゃり)に従(つ)いて、参列することになっています」「それよりも、一山同鐘(いっさんどうしょう)の礼を欠いては、当院だけが、中堂の令に叛(そむ)く意志を示すわけになる...
吉川英治 「親鸞」
...中堂の鐘が大きく鳴る...
吉川英治 「親鸞」
...中堂へ参りますと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...中堂の寺侍たちは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...中堂の方へ帰って行った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...中堂(ちゅうどう)からお薬師様の道順を書いてあるお山案内もございまする...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...根本中堂から十三丁とかある樣に道標に記された淨土院を訪はうと私は歩いてゐた...
若山牧水 「比叡山」
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