...旅行先での一番の思い出は、朝日が登る前に背中合わせで見つめ合いながら見上げた海に沈む山並みだった...
...背中合せの二匹の犬のようにも見える形...
有島武郎 「星座」
...年中合宿して緊張したら...
石原莞爾 「最終戦争論」
...小児が二人背中合せに枕して...
泉鏡花 「婦系図」
...タービンの響き籐椅子(といす)に伝はり来籐椅子(とういす)に背中合せに相識(あいし)らず六月二日 朝濃霧...
高浜虚子 「六百句」
...無と有とが背中合せになつてゐる...
田山録弥 「ある時に」
...シティ&サバーバン銀行が我が友人の質屋と背中合わせになっていると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...僕の心と妻(あれ)の心とは全く背中合せに反対の方を向いているんですからね...
豊島与志雄 「囚われ」
...その札は磨いた竹と薄い象牙(ぞうげ)とを背中合せに接(つ)いだもので...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...後ろ向きに背負ったものでしょう」「後ろ向きに?」「背中合せに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...与一の座席は洗面所と背中合せなので気楽に足を投げ出して行けるだろう...
林芙美子 「清貧の書」
...馬道と背中合せの...
久生十蘭 「魔都」
...私の背中合せの部屋から...
堀辰雄 「旅の繪」
...妻と薔薇色の娘とは背中合わせになった...
堀辰雄 「晩夏」
...楽屋は近いうちに建築される東亜相互生命保険会社の板囲いと背中合せになっていて...
夢野久作 「暗黒公使」
...其れが僕と背中合せの席での事である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ぼくは背中合せに...
吉川英治 「随筆 新平家」
...山ひとえの背中合せだし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...背中合せに腕を曲げて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??