...旅行先での一番の思い出は、朝日が登る前に背中合わせで見つめ合いながら見上げた海に沈む山並みだった...
...脊中合せにしかと負ひたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...お八重は身體を捻つて背中合せに腰掛けた商人體の若い男と...
石川啄木 「天鵞絨」
...お八重は身体を捻つて背中合せに腰掛けた商人体の若い男と...
石川啄木 「天鵞絨」
...これも背中合せだが...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...と云うよりは背中合せの庭つづきになっている家に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうして窮迫した生活の底に疲れた心と心を脊中合せに凭れあつてゐる樣な自分たちを思ふと泣かずにはゐられなかつた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...私が口にしてる言葉と背中合わせのその言葉は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お品の家とは背中合せの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘お信の部屋といふのは丁度主人直記の部屋と背中合せになつた薄寒さうな北側の六疊でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小屋と背中合せになつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこは二つのしもた屋が背中合せになつて居り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...背中合せの自分の部屋を通り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...背中合わせの暮らし……...
堀辰雄 「美しい村」
...丁度この谷と背中合せになっているかと思われるようなあたりでもって...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...妻と薔薇色の娘とは背中合わせになった...
堀辰雄 「晩夏」
...「おかめとヒョットコの小さなお面を背中合わせにして...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...万延寺の本堂と背中合わせの竹瓦に板庇...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...背中合せに腕を曲げて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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