...旅行先での一番の思い出は、朝日が登る前に背中合わせで見つめ合いながら見上げた海に沈む山並みだった...
...小児が二人背中合せに枕して...
泉鏡花 「婦系図」
...一番島と背中合せの運命を担っているという不安さを感ぜずにはいられない...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...それから山を背中合にした位置に在る布部村の「桶廻(ひのさこ)たゝら」の二つであるが...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...互いに背中合わせになり...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...老人と老嬢とは互いに背中合わせにすわり込み...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おまけに瑞宝章がそれに背中合わせにくっついて...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...次に背中合せの裏通りへ出ると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...鬼になるのは私のような仏性(ほとけしょう)の者に限るとよ」左孝と白旗直八は背中合せに立って目を縛り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...八」「背中合せだぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...背中合せの自分の部屋を通り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...全くの背中合せで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十三丁目と背中合せの箪笥町で清元の師匠をはじめたんです...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...お互に無頓着(むとんじゃく)そうに背中合わせになっている...
堀辰雄 「晩夏」
...「おかめとヒョットコの小さなお面を背中合わせにして...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...楽屋は近いうちに建築される東亜相互生命保険会社の板囲いと背中合せになっていて...
夢野久作 「暗黒公使」
...一文字の笠に道中合羽...
吉川英治 「剣難女難」
...二人の男も背中合せに...
吉川英治 「剣難女難」
...背中合せに掛けていた男の姿を思い浮かべて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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