...新蔵は勿論中っ腹で...
芥川龍之介 「妖婆」
...庸三は少し中っ腹で昨夜の葉子を非難した...
徳田秋声 「仮装人物」
...彼は少し中っ腹で入口へ出てみた...
徳田秋声 「仮装人物」
...少し中っ腹になっているの...
徳田秋声 「縮図」
...まるで中っ腹の調子でこうたずねた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...深雪は、中っ腹で、突っかかったのに、益満が、すぐ、承知してくれたので(怒ったりして、済まぬ)と、思うた時「墓詣り?――何んなら、拙者が」有村が、あぐらをかいたまま、笑った...
直木三十五 「南国太平記」
...と言って断って来い」平次は少し中っ腹だったでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「何をしやがるんだ」彦兵衛は少し中っ腹でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中っ腹の朝酒でブラブラしていた...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...さすがに其角中っ腹になって...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...源平は中っ腹なようなことを云い...
山本周五郎 「ちゃん」
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